移転の理
「私は東京に行きたいと思いますが、運命は如何なものでしょう」と、問われた時は、その人の目を見て直感します。大望を抱いている人の目は希望に輝いています。
そんな人には「意志を強固に持っていくなら宜しい」と、進言します。
ところが、目が血走って言葉にも怒気を含んでいる者には、「最近あなたは人と衝突なさった事があるでしょう」と、言うと、「そうです」と、答えます。人と争う癖のある人は何処に行ってもその癖を持っていくので同じ事、良くありません。
人参が何処か他に移転したら大根の様に白くならないかと想う心が迷いです。此処にいるのが嫌いで他方に行こうと考えた時、前方にはその嫌いなものが形を変えて待ち伏せているのです。
不徳な者は苦労を嫌がります。
ところが不徳の間は嫌いなものが追いかけて来て、好きなものは逃げて行くのです。
此処で人に好かれ惜しまれている人は、何処に行っても人に好かれ惜しまれる人です。自分を磨いて光ってさえいれば、何処へ行こうと人に愛され立てられ尊敬されて常に上座に運ばれていきます。
ここに移転の原理が悟れてくるのです。
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