行い
運命の原理は天地を貫く因縁果の法則による事は明らかです。その因と言う種を構成しているものは言葉と心と行いの3つです。
その中で、言葉も大切心も大切ですが、行いはその人の運命を決定的にして取り返しが付きません。
例えば、言葉で「お前を殺してやる」と言っても、殺さなかったらただ脅迫しただけです。
また、相手を殺してやろうと心の中に誓って刃物を持ってその人の傍らまで行っても、殺さずに帰ってくればそれは神様だけがご存じで何の影響もありません。
しかし、殺してやるとも言わず、心の中で殺す気持ちが無くても交通事故の様に実際に相手を殺してえば、もう取り返しが付かない。
行いでも、金銭や物質の損害なら謝罪をして償えば済みますが、人の生命と女の貞操は今生一代では償えない。
来世生まれ変わって来て殺した人に殺して貰わねばならない。貞操を奪った人は来世人のお古をお嫁に貰わねばならない。どうしても今生取り返しの付かない行為をした理は来世生まれ変わって果たさねばならない。
これを前世持越因縁と言います。
徳を積んでも親の積んだ徳を親が受け取らずに子が受け継ぐ理は大きい。貯金と同じで年限の古いものは利子が多い。
人間世界の銀行ばかりでなく、自然界を見ても、今年蒔いて今年収穫する米や豆は収穫が少ないが、桃や柿になると、種を蒔いて何年間か空白が続く。
それが20年30年後になると毎年多くの実が取れるのと同じ事なのです。
畑に人参を蒔くと人参が生えてきます。その人参を大根に変えようと思って百万回唱え言を言っても百万の人が天に向かってお祈りを捧げてもそれは大根になりません。
しかし、それを大根に変えようと思ったら簡単です。一旦人参を抜いてその後に大根の種を蒔いておけば、後は神様が火水風の縁を注いで大根が生えてきます。
これは行いの力です。
一旦蒔いた種は実際に行いの上で通ってこそ果てるのです。今日私達がしつつある行いの中で悪い事をしていても悪いと気付かずにいる事があります。
実際、人の物こそ盗まないが、毎日のらりくらりと遊んで一ヶ月15万円の仕事しかしていないのに、20万円の月給を貰っているのは5万円の月給泥棒をしている事になります。
また、私は長男と意見が合わない、嫁とも合わないと言って腹を立てて、長男にかからないで家を末子に継がしたり、後妻が先妻の長男を倒して自分の子に家を継がせると言うのがあります。
それは家庭内の事で何でもないように思われますが大変な誤りで、かかり子にかかれない長男の立たない因縁を積んだ事になります。そんな家には足腰、脊椎の立たない病人が出てきます。
その他、私達は今日まで気付かない事が沢山あります。
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