家系の因縁
因縁には2つあります。1つは自己魂の因縁と言って、自分1個人が今生した行いの実を今生受け取って果たしていく姿を言います。
そして、もう1つが家系の因縁です。
それは今生自分がした行いの償いを今生果たし終わる事が出来ない場合に、子供がそれを受け継いで果たしていかねばならず、子供はまた親より余計に因縁を積んで+になったものを今度は子孫に持ち越して子孫が苦しんでいく因縁。
こうして代々積んできている相を家系の因縁と言います。
これは丁度、川の流れのようなもので川上が濁っていると川下が濁るのと同じ理屈になります。
家系の因縁の中でも病気の相を持って現れてくるものを業病と言って、これは医者も薬も手が付けられず、本人も苦しみますが、それを世話する人も苦しみます。
また、痛みもしない、世話もかけないが世間から嫌われる為、その兄弟、親類縁者の結婚に影響するような厄介な病気も指します。
その代表的なものが盲目・肺病・ハンセン・いざり・癌・おし・つんぼ・中風の8つの病です。
事情として1番悪いのは一家全滅の因縁です。その次に夫婦養子で他人の子を養子として迎えなければならない悪因縁、それから女の子は生まれても男の子を養子として迎えなければない因縁です。
日本では昔から女の子は頭を下げて貰って頂くのですが、男の子の方は貰う方が頭を下げて頂くのです。
次に男の子は生まれたが長男が若死をして次男、三男が跡継ぎせねばならない因縁。次に長男が相続していたが、子を残して若死をして残された妻子が苦労して成人していかねばならない悪因縁があります。
これを長男の立たない家系の因縁と言います。
家系を家屋に例えてみますと、女は土台で柱が男の理と悟ります。
頭が鬼瓦で
土台が崩れると家が倒れます。嫁が何回も縁が変わると、それは土台石の揺らぐ家ですから、出来る子供は分散する、親の役には立たない。
馬鹿気狂いあるいは脊髄、両手両足の不自由な不具者の居る家は、棟木が腐ったり四隅の柱が立っていないのと同じで、男の立たない養子因縁か、一家全滅の因縁であり、病んでいる一個人の因縁だけではありません。世話どりする人も同じ因縁です。
病んで果たすか世話して果たすか、ただ果たす形が違うだけなのです。
一家全滅は大変な凶事ですから、火難、水難、風水害の難、その他自殺、他殺の難、交通事故による頓死等がその家に前兆として現れてくるのです。
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