同因吸合の法則
夫婦と言うのは同じ因縁の者が引き寄せられ結ばれるものです。恋愛でなったり、見合いでなったりと、嫁ぐ道は違っても結ばれる者は同じ因縁の魂の者であると言う事になります。
絹糸と木綿糸は結ばれません。絹糸は絹糸に、木綿糸は木綿糸に結ばれていきます。畑の中を見てみても万花が爛漫に咲き乱れ、その中に蝶や蜂は花から花へ飛び廻り花粉を運び合い、風はどんな花の上にも平等に吹いて花粉を散らします。
しかし、千花万花の花の中でもキュウリの花粉はキュウリの花に宿り、茄子の花粉は茄子の花に宿る。決してキュウリの花粉が茄子の花に宿ると言う事はありません。
ここに、同種類の因子は吸合しあい結ばれますが、種類が違うと縁は結ばない、即ち結果は生じないと言う事が悟れます。
これから思案してみますと、自分の夫がキュウリだと思う人は、その人に結ばれている妻もまたキュウリの因縁があると悟り、妻がカボチャだと思う人は、その人に結ばれている夫も又、カボチャの因縁があると悟らなければいけません。
それで私は良い人間だからと言って幾度夫を替え、妻を替えても年齢と姿形が違うだけで同じ因縁の者が結ばれていきます。
同因吸合の話が解ると”因縁と言う爆弾は自分が抱えているのだ、自分が因縁通りの者と結ばれるのならば、自分自身が立派な者に立て替わらなけばならない”と言う事に気が付くのです。
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