6/15 かき揚げ丼

かき揚げ丼は小さめのほうが美味いのではないかと考える。


かき揚げとは、そのままでは天麩羅に向いていない小さな食材を寄せ集めて作る変わり天麩羅の一種であり、衣の部分が多く、通常の天麩羅よりも多く油を吸っていて胃がもたれやすい料理だ。

そのため、かき揚げを食べる時は塩で食べるよりも、天つゆに浸して表面の油を落として食べるのが推奨されている。


そんなかき揚げをご飯の上に乗せたのが、かき揚げ丼だ。


かき揚げの具によってご飯との相性ががらりと変わるが、だいたいが天つゆおかげで相克して美味しく頂ける。


そんなかき揚げ丼だが、天つゆで表面の油を落としたとしても、衣が吸った油の量は減るわけではない。

単品で食べる分にはそこまで問題無いのだが、ご飯と一緒に食べると胃の中でご飯がかき揚げの油を吸収して膨らみ、胃もたれだけでなく胃が膨張して圧迫感を感じてしまう。

これが大きな問題だ。


又、かき揚げが大きくなると中心部が食材の塊になってしまい、天麩羅ではなくて蒸し揚げのようになってしまい、サクサク感が無くなってしまう。

しっとりとしている天麩羅も好きだが、この場合はどちらでも無い。ただの蒸し野菜だ。


よって、かき揚げ丼は丼ではなく、茶碗サイズの大きさで提供するべきであり、それをかき揚げの種類を分けて三つ用意するべきだと閃考した。

根菜類、銀杏等の木の実、茸類。これだ。


草案を纏めて学会に発表せねば。

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