第1654話「身体が勝手に」
午後九時の荒野。
膝をついたレールガン女子高生が現れた。
ショットガン女子高生は自分のことを失禁癖(一般人が想定するお仕置きという言葉を聞くと尿が漏れ出る症状を指す言葉。尻を叩かれても漏らす)のある女子高生というよりもずっとレールガン女子高生を超えうる者としての印象を周囲に抱いてほしかったので、失禁したら死ぬという制約と誓約によりレールガン女子高生を圧倒できるレベルにまで成長、決闘を挑んだ。膝をつくレールガン女子高生を前に、ショットガン女子高生は勝利を確信していた。死なないように聴覚と尻の感覚は捨てた。もはやレールガン女子高生に打つ手はないはずだった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生は立ち上がってショットガン女子高生に尻を向け、とにかくすごい大げさに自分の尻を叩く姿を見せつけた。
ショットガン女子高生は死亡した。
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