第1647話「自業自得」
午前四時の路地。
明け方まで吞んでいたハウスメーカー営業が現れた。
新進気鋭のハウスメーカーであるドブカスハイムはお客様に満足していただく(一般人が想定する企業価値を高める取り組みの一つを指す言葉。収益性と直接関係しない場合もある)ことよりもずっと一時の稼ぎを重視していたため、長期に渡る保障など無し、舌先三寸で金を騙し取ることが営業必須のテクニックとされていた。この営業も例に漏れず口先だけの誠実さに欠ける言葉で客を騙し、無茶苦茶な価格の契約を結んでいた。詐欺まがいの行いを繰り返した結果、彼は数字だけで見ればナンバーワンの業績を上げており、次期部長が確約されたので喜び飲み歩いていたのである。
だがいきなりブレードビームライフルを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい調査能力で彼が今まで結んできた契約内容をすべて文書化し、法的にアウトじゃないかと指摘した。
法的にギリセーフだったので正義の意味を見失ったブレードビームライフル女子高生がレールガン女子高生に泣きつき、なんか面倒になったレールガン女子高生は営業を抹殺して万事解決ということにした。
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