第1645話「ドカ食いダイスキ! たかさごさん」

午後四時のアフタヌーンティーパーティ。

テーブルに積み重なった大量の食事が現れた。

お嬢様風日傘仕込み銃女子大生は女子高生だった頃の自分(一般人が想定するお嬢様風日傘仕込み銃女子大生の過去の姿を指す言葉。深窓の令嬢、高嶺の花、といった雰囲気をまとっていたつもりなので友人を積極的に作らなかった)よりもずっと女子大生となった今の自分の代謝が落ちていることにあまり自覚的でなかった。昼飯を抜いて限界を超えたお嬢様風日傘仕込み銃女子大生はティーパーティという名目を忘れたかのようにパスタなどを山盛り、女子高生だった頃と同様にドカ食いしていたが、人間に戻りつつある肉体は過剰な糖や塩分の摂取に耐えられず、血糖値の急上昇・急降下を引き起こし、パーティの最中『至る』こととなった。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で年齢と身体状態を認識させた。

捨てられた子犬のような顔で食を控えるようになった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る