第1439話「そして伝承へ」
午前二時のサーカス。
マンボウが現れた。
空を泳ぐ魚類はたくさんおり、マンボウ(一般人が想定するフグ目マンボウ科マンボウ属に分類される魚類を指す言葉。ウオノタユウ、ウキ、ウキギ、バンガ、マンザイラクなどたくさんの呼び名がある)よりもずっと速く泳ぐものや群れで隊列を成すものなど見栄えがいいものたちも多くいた。それでもマンボウがサーカスの主役として最後に登場するのは、のろまな魚が命がけで火の輪をくぐる、その命の輝きを見たいがためであろう。空を舞う青、火の輪の赤。湧き上がる歓声と光り輝く命の輝き。そうして数十年ののち、噂は脈々と受け継がれ皆の心の奥底に根付いたマンボウの伝承が由来となって日本国際博覧会2025のロゴマークは形作られ、いのちの輝きくん、或いはミャクミャクと呼ばれるようになったという。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で幻想を打ち破った。
ミャクミャクの正体が宇宙外生命体の干渉によるものだと判明し、宇宙戦争が勃発した。
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