第1204話「肉を食え」

午後九時の大学。

眼鏡をかけた女子大生が現れた。

量産型女子大生は量産型女子大生(一般人が想定するネットや知り合いのファッション情報を鵜呑みにした上で安心感を得るために周囲と似通った容姿となってしまった女子大生、あるいはバイオ工学科の研究室で量産された女子大生を指す言葉。いきなりレールガン女子高生作中では主に後者を指す)の言動よりもずっと自分に個性がないことを憂いており、伊達メガネでも掛ければ少しは個性も出るだろうかと考えての行動だったが、伊達メガネをかけたくらいでは近い席の変わった人程度に周囲の認識を変える効果しかなく、同学科の先輩にはそれ似合わないから外した方がいいよと言われる始末。お前の為にかけたわけではないと先輩を殺害しつつ、眼鏡の女子大生は先輩の肉を細切りにして青椒肉絲を作り始めた。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で血抜き処理の必要性を忠告した。

青椒肉絲がワンランク美味しくなった。

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