第1136話「死への入り口」

午後二時の謎の組織面談室。

再生能力を持った怪人と謎の組織人事が現れた。

患者は人間(一般人が想定する直立二足歩行を行い群れで暮らし多様な道具を用いる生命体を指す言葉。外観的特徴は女子高生と類似しているが、基本的に女子高生の方が美しく、また凶暴である)のときよりもずっと凄まじい力を手にしていた。患者が生まれ変わった怪人は、生きたいという意志の力を利用した無限再生機構を内に備えたことで意志さえ途切れなければ死なない身体を手にしたのだ。代償として再生怪人は謎の組織に勤めることになったが、ここで研究者の発言が問題となった。研究者曰く、完全週休二日制、長期休暇、ボーナス有り、時間外労働ほぼ無しのホワイトな職場らしいのだが、まず午前二時から研究改造を行っていた研究者の状況そのものが発言と矛盾している。その他数々の指摘点を挙げ、虚偽の説明があったのなら契約自体が無効になるのではないかと再生怪人は人事に問うていた。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で現状のガバガバ勤労状況を維持しつつも再生怪人を納得させる説明を人事に伝授し、見事人事は再生怪人を入社させることに成功した。

それはそれとして研究者は減給させられた。

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