第1137話「苦いことは分かった」
午前七時の家庭科室。
コーヒー豆を挽く女子高生が現れた。
三徳包丁女子高生はアンチマテリアルライフル女子高生(一般人が想定するアンチマテリアルライフルの扱いに長けた女子高生を指す言葉。女子高生には珍しく儚い印象の少女で、よく屋上にいる)よりもずっとこだわりが強く、日頃から目覚めの一杯を習慣としている。そんな折、ふと気になってコーヒー好きとして知られるアンチマテリアルライフル女子高生に好みの豆やら炒り具合を聞いてみると、なんとなく缶コーヒーを飲むようになっただけで特に好き嫌いはないという。ならば好みを探りたいと思い、味と香りの違うコーヒーをいくつか提供することにしたのだ。家庭科室に香ばしい香りが広がる。
そこにいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で自分の分を複製して飲み比べを楽しんだ。
しばらく眠れない日々が続き、夜の街の治安が良くなった。
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