第1055話「昼夜逆転勝利」
午前四時のデスク。
仕事を完了した男が現れた。
夜は昼(一般人が想定する日が出ている時間を指す言葉。明るく活動的なイメージが染み付いている)よりもずっと静かで、孤独で、何の邪魔もなく自由に時を過ごすことができる。一人ですべて片付く前提ではあるが、基本的に団体の活動時間から外れた方が効率的に作業が進むものだ。しかし仕事をする以上は社会性を投げ捨てるわけにもいかないので、昼は目を開けた状態で職場の椅子に座りながら睡眠をとり、夜に自宅で仕事を進める。完璧である。腰に悪いことだけを除けば、だが。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で高級な椅子を用意した。
快適度が増した。
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