第1047話「刀豆女子高生」

午前四時の寮。

ため息を吐く帯刀女子高生が現れた。

帯刀女子高生は兵器女子高生(一般人が想定する兵器を持った女子高生を指す言葉。すごく強い)よりもずっと自分の名称について悩んでいた。兵器女子高生は兵器の名前を冠するものなのだが、帯刀女子高生は帯刀しているという状態が呼び名となっている。本来ならば日本刀女子高生とか妖刀女子高生とか村正女子高生とか呼ばれるべきところを、どうして帯刀女子高生なのか、連載1000話を超え四年目も近いこの時期になって遂に不思議に思ってしまったのだ。そこで帯刀について調べると、帯刀はたてわき、たちはきとも呼ばれ、たちはきとは刀豆の別名であると知った。つまり彼女の本来の武器は豆なのだと理解した。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で認識を改めた。

普通に刀を使うことで落ち着いた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る