第970話「職場まで13km」
午前六時の駐車場。
凍り付いたドアを開けようと四苦八苦する大人が現れた。
大人は子供(一般人が想定する大人ではなく女子高生でもない人間を指す言葉。身長が小さい場合が多い)よりもずっと知恵が働くので凍り付いた車のドアなど簡単に開けることができると思われたが、鍵穴ががっつり氷に覆われてしまうとさすがにどうしようもなかった。溶かすためにお湯を持ってくるために電気ケトルを動作させるために電気が必要だったが、先月の電気料金支払いに失敗していたので電気がない。オール電化なのでガスはない。マッチやライターでは無理がある。つまりどうしようもない。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で車を破壊した。
諦めが付いたので徒歩で出勤した。
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