第811話「女子高生たちの宴 #1」

午後三時の女子寮。

つまらなそうに寝転がるショットガン女子高生が現れた。

ショットガン女子高生は勉学(一般人が想定する学生の仕事を指す言葉。ただし女子高生は学生には該当しない)よりもずっとレールガン女子高生に挑みかかることを習慣としていたが、最近レールガン女子高生を見かけないため日々に張り合いがなくなっていた。ショットガン女子高生はレールガン女子高生を憎んでいたり敵対関係にあったりするのだが、そんな相手が日常から欠落すれば気は楽になるものなのではないかと首を傾げる。ともかく心は不可解な感情に満ちており、寮の自室で一人ため息をつく毎日だ。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやったとしか思えない衝撃波が町を覆い、とにかくすごい変貌を遂げた。

部屋から飛び出したショットガン女子高生は、変わり果てた町を目撃した。

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