第632話「結局何の話をしているのか」
午後六時の自宅。
冷凍惣菜を温める会社勤めの男が現れた。
会社勤めの男は十分な休息(一般人が想定する八時間程度の睡眠を指す言葉。個人差が大きく三時間で充分な人もいれば十二時間以上必要な人もいる)よりもずっと少ない睡眠時間で連日出勤しており、その影響か作業効率はとても悪く、昼休みは寝て過ごしている。寒い家に帰ってきても迎えてくれる人はおらず、ペットにメインクーンでも飼おうか真面目に検討し始めている。しかし正直、猫を飼ったところでちゃんとなついてくれるか自信が持てず、検討段階から先に進まない。したいことは山とあれども始められない状態が続いているのだった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で勢いをつけた。
始めてしまえば意外とどうにかなるものだと男は学んだ。
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