午前七時の自宅。

出勤前にケーキを食べたデブの会社員が現れた。

デブはケーキ（一般人が想定する洋風の甘味の一種を指す言葉。美味しいがコスパが悪い）よりもずっとピザが好きだったものの、ケーキが嫌いなわけもなく、朝食後の出勤前でも別段問題ないと四個ほど食べていた。食費の計算ができないのか馬鹿、と同居人に叱られたが欲望には勝てないよとケーキを平らげたデブの顔面に同居人が何かを叩きつける。あれはシートだ。ケーキについているシートを叩きつけた。この時間に出勤しないと間に合わないというのに、デブの顔と眼鏡はクリームの油分でベタベタだ。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でデブの外見を細く格好よくした。

そのまま出勤しても問題なくなった。