第586話「感情凍結」
午前七時のジャングル。
凍結したゴリオルタが現れた。
ジャングルの意思はカモシカ(一般人が想定する山から降りてきた怪異を指す言葉。恐るべき体当たりで車やゴリラを弾き飛ばす)よりもずっと強固なものだったが、抑止力としての役割を付与されたゴリオルタは生命体としての枷を破りつつある流浪のカモシカを打倒することは叶わなかった。カモシカは凍結したゴリオルタを破壊し、オルタは肉体を損失したことで消滅、座に帰っていった。砕け散る相手を冷めた目で見送り、カモシカは自らの記憶を凍結・封印した。強い生物を求めるだけの機構はそうして完成した。
だがいきなりきつねとたぬきを連れた人類がやってきて、とにかくすごい物量で戦争を開始した。
覚醒したカモシカは人類の脅威として認識されたのだ。
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