第506話「いきなりバーベキュー女子高生_存在してはならない未来編」

午後五時の公園。

炎上する芝生の中、煙に巻かれる女子高生が現れた。

兵器女子高生は女子高生(一般人が想定する女子高生を指す言葉。戦闘能力は高く、本来弱い者はいない)よりもずっと強く、煙程度では生命活動の維持に問題はなかった。だが、その場には兵器を持たず、弱い女子高生がいた。なりきり女子高生だけは呼吸困難に陥り、その場に倒れ伏せていた。いくら他の女子高生の助けがあれど、炎の壁を突破することは今のなりきり女子高生には不可能だ。

そしていきなり長いレールガン女子高生がやってくることはなく、とにかくすごい攻撃で状況が解決されることもなかった。

そんな未来を幻視した。

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