第456話「幅」

午後七時の作業場。

がっつり小説を書く青年が現れた。

書きたいものは書く必要があるもの(一般人が想定する義務を指す言葉。とはいえ、結局のところは意思に依存する)よりもずっとたくさんあったが、書く必要があるものだって少なくないし、タスクは山のように積み重なっていたが、処理する快感が青年を最高に昂ぶらせるのであった。正直に言ってしまうと、つまり青年はそういった趣味があった。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で様々な趣味を受け入れた。

世界の可能性が広がった。

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