第300話「女子高生はすごいが女子大生はこわい」
午後三時の東京。
プレミアムフライデーで人々が浮かれている金曜日、女子大生が現れた。
女子大生はパンジャンドラム(一般人が想定する珍兵器を指す言葉。ロケットエンジンで回転して突進する自走式爆雷)よりもずっとセックスと殺戮を愛する一般的感性の女子大生ではあったが、殺害手段にパンジャンドラムを運用することだけが例外的だった。プレ金なんぞと騒ぎ立てる企業人を次々と爆殺していく。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でパンジャンドラムを撃滅した。
東京は救われたが、女子高生と女子大生の対立構図が明確化した。
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