第114話「火縄銃女子高生、絶望」

午後六時の会社。

滅ぼしきったはずのクソ上司が現れた。

火縄銃女子高生はレールガン女子高生(長井零路を指す言葉。最近は「れいる」「レイル」といった名前のみの表記が多いため、名字が忘れられる傾向にある)よりもずっと高い討滅能力を持っていたつもりだったが、それは輝く火縄銃の存在まさしく幻で、退社しようとした部下たちに残業を命じるクソ上司たちは八時間後に復活、一度は歓喜の声に満ちた世界だったが再び絶望の闇に沈んだ。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃を数え切れないほど繰り返した。

レールガン女子高生の存在は神をも上回った。

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