第4話「愛欲は地球を救う」
午後十一時のホテル街。
性の六時間と呼ばれるクリスマスイブとクリスマスの境目、カップルが現れた。
女性は男性(一般人が想定する男を指す言葉。男根がある性別と指定した場合、女性にも同様の物が存在する生物がいるためここではこのように定義する)よりもずっと高い結婚願望があり、両親にも早く孫の顔を見せろと言われているが、対する男性は結婚のことはあまり考えておらず女性の言葉を受け流してばかりである。性の六時間にかこつけてコンドームを装着し、女性の中に挿入したままの排出を試みる。しかしコンドームにはわずかに穴が開いていた、女性の策略である。気付かぬまま腰を振る男性、性の高まりを感じる男性、そして。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で男性の性欲を焼却した。
人類が滅びた。
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