【8】伝説
今からおよそ六百年前、最大の神を守る女神『
世界の調和が乱れ崩れたとき『
だが、それだけでは終わらなかった。
再び魔物が地上を侵そうとしたときのこと。魔物を蹴散らし人類を守った『
美しかった姿は、まるで獣のように醜く変貌し、人々から恐れられた。
最後に残った『
人々を襲い、地上を惨劇の場に変えた『
後に
「これが、
「
「そうお考えになっても面白いですね。ただ、伝説は伝説の域を出ないと私は思っていますが」
肯定と意見を述べ、微笑む。
次に口を開いたのは、
「確かに、
「
今度の疑問は
「父上同士の仲がよかったから、
「そういえば、
兄の言葉で、
「
うれしそうに話す
「
その声に反応したのは、
「はい、二年前に亡くなられた
それは、
「ああ、五年前……私が十四歳のとき
「
「
唐突な
「久し振りに
突飛押しもない
「かしこまりました。大臣に伝え、手続きを済ませておきます」
「そういえば、
遠慮気味に言う
「持ってくるね」
「それでは、俺はここで失礼します」
「すごい! やっぱりあるんだ」
「今となっては、どこの城にもある品ではないですからね。流石は世界が誇る
「俺も見たことはないや。ちょっと楽しみ」
「
反対方向に歩くと思っていた
「
「あの……ありがとう。もしかして、皆が絵本童話を見たいって言うと思って……それであの本を私にくれたの?」
眉がすっかりハの字になった
「いいえ、あの本は
「本当?」
「俺が
「わかっていただけて、何よりです。さあ、
「あ、うん」
名残惜しそうに
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