第2話名前は...?

少女は、見た目は俺と同い年くらいだがまずありえない、ここは俺だけの世界のはずだった。

そりゃそーだ、俺の夢だもの。

しかしなぜかその少女から目が離せない。


「...また、....,.いずれ」

女の子はそう言うと何処かに歩いて行ってしまう。


「おい、まてよっ!」

追いかけようにも足が動かない。

気づいた時には女の子の姿はなかった。

「なんなんだよ一体...」

おれは少し苛立ちながらその場にすわりこみ、うな垂れた。

さっきの女の子はいったい誰だ?

どこからきた?ここは夢の中のはず、

考えても考えても答えが出るはずもなく途方に暮れていた...



ふっと目を開く。

授業を終えるチャイムがなっていた。

時計を見ると15時半をすぎたところだった。

「もうこんな時間か...」

そう呟くと、一回屈伸して立ち上がり教室へと戻る。

頭の中では夢の中の少女のことを考えながら...

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