第7話説得材料
僕たちは兄さんを説得する
「森を開拓すれば獣の脅威から逃れられるだけではなく皆楽をして生活できるようになる」
ダビデは「俺たちが何十年も築き上げたノウハウが森にはある開拓は反対だ」
騎士たちと村人も討論する
そこに僕の部下であるヒューストンが意見を述べる
彼は僕が学士の頃の後輩でなぜか僕を慕っていた
ヒューストンが「森は開拓せずに逆にその森を利用して森の中に村を作りましょう」
ノウゼルが出てきた「それもできないなぜならそれをするということは森を開拓すると言うことだからだ」
ダビデが「師匠」とノウゼルのことをそう呼ぶ
レオナルドが「お久しぶりですノウゼルさん」
ノウゼルが「大きくなったな村の再建にこの森を開拓するのは良い考えだが貴重な資源がなくなってしまう」
レオナルドが「常闇の森の貴重な資源ヒカリダケですか」
ヒューストンが「それはそれは電気の材料になるヒカリダケが無ければ夜をすごすのは難しい」
ダビデが「そういうことになるなしかし村を再建するには木材が足りない」
レオナルドが「人材を探し木材なしで家を建てられる人物に心当たりがある」
「女王に進言しその人材に頼もう」
ダビデが「わかってると思うがお前ら騎士団の内情も調べろよな」とレオナルドを外に呼び出して小声で僕に告げる
僕はうなずき実は入団してよくわかっていない組織、女王騎士団について探りを入れることにした。
ヒューストンに頼み女王に進言そして木材なしに家を作れる職人ドルバイがこの村の再建を手伝う
ドルバイが「こんにちわ皆さん僕はドルバイです。レンガと言う技術で家を再建したいと考えています」
ダビデが「何だそのレンガと言うのは?」
ドルバイが「よくぞ聞いてくださったレンガと言うのは土を焼いて硬い石にする技術で粘土を塗って積み上げれば木材よりも頑丈な家になります。火で焼かれても燃えません」
レオナルドが「それはすごい早速頼む」
兵士たちと村人は村の再建を始めるのであった
レオナルドは「僕は城に戻り女王に報告する」
ダビデは「ここはまかせろ」といいレオナルドの胸をグーで押す
レオナルドは馬に乗り城に戻るのであった
僕は騎士団について色々と調べなければいけない。村の再建は兄さんに任せて少ない情報を集めなければ…
レオナルドは自分の足で騎士団について調査するのであった
今のところ知るのは女王の側近であるローズ騎士団
僕が所属するパラディンナイツ、ほかにも何種類もの組織が存在する騎士団
僕はリーダーであるナンバー1に騎士団の組織図について聞く
ナンバー1の部屋に訪れる
コンコン扉をノックすると騎士が扉を開く
ユグルド、パラディンナイツNo1の男だ
ユグルド「No4天候騎士レオナルド聞きたいことがあると申したのだがどうしたのかね」
レオナルドが「我々騎士団について村人の生き残りから騎士に襲われたと証言するものがいます。その調査をしにユグルド隊長にこの騎士団の組織図を教えてもらえないか聞きに来ました」
ユグルド「そういうことなら手伝おうその前に君の村ではヒカリダケが取れるそうだね」
僕は「はいそうですがそれが何か」
ユグルド「村の手伝いをさせてくれないかな僕の領土ではヒカリダケは貴重な産物なんだ。それと交換に君とその村の関係、騎士団についての情報を教える。悪い話ではないだろう」
レオナルドは「隊長は何でも利用するんですね人が悪いが悪い話でもない」
ユグルド「お褒めにあがりありがとう」
僕は協力を約束するとユグルドの部下ジェイクがお供することになった
ジェイク「よろしくレオナルド」
ユグルドは「調査には時間がかかるが、僕が今知っている騎士団の内情を話す」
騎士団は元々傭兵たちが集まってできたとされている。女王が率いる女王騎士団はパラディンナイツ、そしてそれに対抗するように設立されたのがローズ騎士団、元パラディンナイツの一員だが団長のクリミナールが独立し我が物顔で女王を仕切ってるが、我々聖騎士団も大人しくローズ騎士団の命令を聞いてるわけではない。悪魔でも女王の騎士として女王の命令以外は聞いていない
後はそうだなレオナルド君の同期でガラハット君が率いる貴族騎士団、司祭様が統治する聖司教団
これはまだ内情がつかめていない
ほかにも情報があったらジェイクを使ってこちらから連絡する
レオナルドは「隊長ありがとうございました」
早速レオナルドは村へ向かい兄さんにこのことを報告する
★
ダビデはレオナルドの話を聞き
「ほかに何か手がかりとなる情報も無いな」
ダビデは思い出す
父親が毎日薔薇の花を買って飾っているのをその花屋さんのマークにローズ騎士団の紋様が….
しかし襲ってきた騎士にはそれが無かった
つまり怪しいのは最近できた貴族騎士団となるが、ガラハットがこの村を襲う理由がわからない
ガラハットは孤児院育ちでいつも偉そうにしていて三人一組を組み僕ら兄弟やローズにいたずらをしていた
意地悪なやつだが、悪いやつではない
レオナルドが学士になった時、彼の父親はどうやら貴族で父親の顔で推薦して学園都市マレーサに入れたらしい。
そんな彼が村を焼くのはおかしい
やはりローズ騎士団が怪しいと考えるダビデであった。
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