第4話本との出会い
兄さんはあの事件から常闇の森の狩人ノウゼルの下で修行を始めるようになった
レオナルドが「兄さん今日も行くの?」
ダビデが「ああ、今はイノシシで作物が荒らされてるからそのトラップ作りに行く」
母親が「気をつけるのよ」
ダビデが「わかった」
僕(レオナルド)は父親と農場の手伝いをするのであった
たまたま交易に来た商人が珍しいものを売っていた
父親が「何かほしいものがあるか?ダビデには内緒だぞ」
レオナルドは「いいの?やったー」
品物をなだめていると色んな珍しい果物や民芸品がたくさん並んでいた
僕はそこで一冊の本を見つける
父親が「それは田植えの本だな」
僕は「これが欲しい」と父親に言う
父は「わかった」交易商人と取引をする。銅貨を渡し商人はうれしそうに毎度ありという顔で手をこする。
馬車で帰る途中、父は「レオナルドお前はダビデのように無理をしなくていい。本を読んで色んな知識をつけるんだそれが武器になる」
僕はうんとうなづく
その後父は色んな知識を僕に教えてくれる畑を維持するにはまず水路が必要と言うことそのほかにも色々と語ってくれた。
僕は「やっぱり開拓はすごいや」というと父はにっこりわらう
家に帰り僕は本に夢中になる今日父が話してくれた内容も書いてある
そのほかにも見たことの無い植物、水栽培、僕は夢中になった。
兄さんが帰ってきた。思わず本を隠してしまう
ダビデは「今日はへとへとだ」
母親がご苦労様といって晩飯を用意する
父親が今日はどうだったと聞くとレオナルドも聞きたいと目を輝かせる
ダビデは語り始める「そうだな今日は向こう側の農場の畑があらされていたんでその足跡をたどったんだ」
「その足跡をたどると森にノウゼルさんはイノシシだとすぐにわかったんで一緒にトラップを張ることにしたんだ」
森のあっちこっちを回って木をよじ登ったり、穴を掘ったり色んなトラップを作って疲れたといっていた。
レオナルドは兄を尊敬している自分も何か兄のようなことができないかと夜寝る間を惜しんで本に読みふけるのであった。
本を読んでいくと後ろのページに学園都市マルーサの学士入試の応募があった。レオナルドはダビデと木の下で話したことを思い出す
「いつか僕は外の世界をこの目で見てこの農場を発展させるんだ」
僕は詳しい内容を読んでこの応募書に自分の名前を記載する
次の日父親にこのことを打ち明け、父と母はうなずく
知り合いの交易商人にその応募書を届けてもらうことを約束し、レオナルドは兄に内緒で貿易商人の下へ通い勉強するのであった。
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