第7話オレのカリスマと笑み

 501号室………………まるでジーパンのような名前だっていやいやそうじゃない!

 今だ今を考えろ


 目の前に重厚な板チョコレートのような扉…………


 金の501プレート…………


 そしてケロッグの桶ひとつほぼ全裸で立ち尽くすオレ…………


 これってあれじゃんぜったいあれじゃんオレこれから抱かれるの!?いやいやまてまて、今のこの世話しないご時世アレをアレするとこまでがほとんどのはずなかばいってもアレをアレする所までって……今、中場っていうなやオレ


 ガチャ………………


 その重厚な板チョコは、なんの前触れもなくゆっくりとひらかれた。


 ……………………前張り


「うオオオオオオオオオオ」


 ジャーマンスープレックスを決めていた………………オレは、初代タイガーマスク佐山さんなみの爪先ツマサキがピーンとなる、綺麗なジャーマンスープレックスを廊下できめこんでた…………


 ……………………


 そこに立ち尽くす私は、どうしよう怖いという意識とは、裏はらに何故か少し笑っていた。


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