夢、とりわけ悪夢の中に囚われた主人公の津雲の活躍を、スクリーンの向こうに見るような感覚。そのスクリーンの境界すらも曖昧になるほど、読みふけっていました。悪夢から逃れ逃れた先には、素敵な読後感が待っていました。
展開はかなり好み。表が続いており、裏との関係がまだまだ見えてきませんが、どう絡んで融合していくのか、私のような者には想像がつきません。表と裏のキャラの違いの意味とかもう今後の展開が楽しみ過ぎる、ってことで星も一個、取っておきます。まちきれなくて、取っておくのやめました。