平常だと思ったらまた異世界からの来客が…………
『ホッコリ牧場』、ウサギが人間になった事件
奥多摩校を閉めるにしてもいきなりとは行かない
私達、特別教室組は校舎が壊れた影響で普通に教室で授業を受けるようになったんだけど。
イターイ!ヤッパリまだズキズキする。
事件がおき シンヤがトウトウきれた。
「ファンはいなきゃ困るけど思い込み激しいのは困る。」
おでこに絆創膏になった理由
授業中にとんがった石があたったから。
教室の窓際は中庭が見えるんだけどそこから悪意ある誰かが投げたらしい。
「撲も魔法使えないかな。キラを怪我させたやつとっ捕まえてやりたい。」
ストレス解消と乾し草の山を作っていく。
「姫は悪いことをしてはおられないんですよね?」
一緒に働いていたサイさんがきく。
「撲がキラを愛してるからってやきもちだよ。撲も魔法で石ぶつけたい。」
昴さん、王様が帰っても不思議な力が使えるらしく、瑠璃ちゃんやカノチャンに危害くわえようとした人みんな湖で石のつぶての刑にあい逃げたらしい。
「罪もない人間に傷をおわせるいただけませんね。」
サイさんがふむとうなる。
「なんかイロイロあったみたいだね。体力ないシンちゃんが働きまくるなんてめずらしい。たすかるけど。」
お下げにむぎわら帽子の女性はここ『相模ホッコリ牧場』の管理人だ。
「大変だったんだよ。本物のモンスターと戦ったりして。」
子牛にミルクを与えているので腕が釣りそう。
「葉月がなげいてたよ。怖くて帰れないって。」
葉月と美月はちゃっかりここに逃げてたのだ。
「チャチャだけに上げればいいからね。べべ助は自分で飲むから。」
前は沢山いた子牛も二匹だけになり牛小屋は鷄と兎が独占している。
『またミミのとこの子供達はどっかに連れていかれたらいわよ。』
『ミミさん子だくさんだからいいわね。デイジーさんお気の毒にお一人しかいないのに連れていかれちゃって。』
垂れ耳のデイジー、隅っこにいると思ったらそういうことね。
動物愛護のさっちゃんもさすがに減らすことにしたらしく里親探ししてるんだよね。
コウサギの貰い手はすぐついたけど大人は中々らしい。
ミルクの後はウサギたちを外にだす。
ミミのいる小屋を除くと一匹の子ウサギと一緒にいる。
私の胸元が光だした。
あっクリス姫から貰ったペンダント……ミミと子ウサギの体が光に包まれ。
ドカーン!
「なにごと?て誰?」
さっちゃんが来て目の前の女性に驚く。
「お母さん娘は元気かしら?」
なんで?
数時間後、ミミさんは元に戻ったけど。
私にひっついて離れない女の子がいた。
「ミルクが消えた。」
さっちゃん大騒ぎ。
「どこから来たのその子?」
「また異世界から来たみたい。しゃべれないからしばらくめんどう見るね。」
パニックのさっちゃん残して私は逃げた。
逃げるしかないミミさんとミルクが変身なんて言えない。
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