モンスタールームに新種がわいた?
毎回、トシニイが何かしらモンスターをくっ付けてくるので……
元はエディーラさんが使っていた倉庫を増築してペトモン(ユー君名義)達の居場所を作ったら。
タツヤさんが近くの見棄てられた小屋を修理して住みはじめた。
元から『ガイア』のメンバーも衣裳担当もうちを別邸扱いする人がほとんどだが。
「ティムの話だとあの飛び込む空間はウニバルゾとは違う世界らしいんですよ。私達の世界はこうなっています。」
サイさんが羊皮紙を広げる。
大きな銀色に銀の雲がかかったような惑星の上には1つの惑星を中心に四角に惑星がある空間、そこには『ネオス王国』と記されている。
下の無数に惑星が散らばるとこには『ネプチューン王国』と書かれている。
「ところがこれは私が描いた想像図ですが。こんな感じなんだそうです。」
黒い空間に赤い惑星がかかれている。
「この惑星の生命体をトシがくっ付けてくると言うわけか。こいつらなんか地球の生物に羽やら変な尻尾がついた感じだよな。」
柊さんがピー助と名ずけた鳥をなでる。
このピー助、警戒心メチャメチャ強くて昴さんと柊さんにしかなつかない。
「謎解きしてみたいですが帰れなくなるのは困るんでこのペトモン達の力をとにかく見て見ようと思います。」
洞窟が転送からは飛び込みしなくなったのでユーくんが連れてきたのはケロップとちっちゃいライオンみたいなのだけ。
このライオンは樹里さんといつも一緒にいる。
「みんなそろってるし。ほいご飯調達してきたよ。」
美月が荷車いっぱいに果物つめてくる。
私達は倉庫からでる。
『ガイア』も『ブラッドムーン』もそろうという異例になった。
昴さんは瑠璃ちゃんといたいから作曲に専念するとか行って不在だが。
「やっとまた準備が出来たので洞窟も戻せそうですが、体力てきに苦しいので少し休ませてください。」
どっからこんなに岩を集めてきたんだろ?
エルさんによるとこの岩は強いパワーがあるので魔術が安定するのだとか。
「すごいなこれ鉱石か?」
「こちらではそう呼ばれてるみたいですね。集めるのが大変なんでこれが最後です。とりあえずこれで魔物は出ないはずですが。」
サイさんがタツヤさんに言っているそばからなんか飛んで行った。
「わっなんか出たぞ。」
晋作さんが追っかけていく。
「悪いものではないので問題はありませんが。捕まえないとだめですね。」
のんきにサイさんが言っているそばから
ゴロゴロ、ピシャーン!
派手な音と同時に石が倒れてきて全員逃げる。
ドドーン!
「ワッおちたぞ。」
サクラが飛んでくる。
ニャーギャギャ!
あまりに騒ぐのでペトモンハウスに向かうと煙があがっていた。
「ピー助、ケロップ、ドラゴン、無事か?」
昴さんが扉を開くと果実の匂いがする煙の中からケロップとドラゴンがノッソリでてくる。
ギャギャギャ!
ピー助が騒ぎでかけつけた柊さんに飛び付く。
奥で何か動いている。
「風丸?」
黒くてピンとたった耳が見えたので呼ぶ……なわけないか。
「なんでこうなるんだ?」
いやこっちのセリフ、なんでトシニイがいるの?
キュキューン……
「ワッごめんてなんだ?」
煙がやむと瓦礫やらでボロボロのトシニイが奇妙な生きもの両手で抱えていた。
耳は豹みたいに丸くて、黒色に白いたてがみ、尻尾は二股、妙な生き物である。
「わかったわかった、めんどうみるよヨシヨシ。」
柊さんとタツヤさんが顔をみわわす。
「アーハッハッハッ!久々にパパ業だなトシヤ。」
晋作さんが豪快に笑うのでついに柊さんとタツヤさんまで笑いだし。
樹里さんまで肩を奮わせている。
「あの闇の生き物は仮の姿しか持ちません。どういうわけかあそこのペトモン達の力が重なってこのような姿になったようです。」
トシニイにドッグフード貰って満足して膝の上で寝てしまった例の生き物を見てラルさんが言う。
「攻撃してこないし、こいつなつっこいからペトモンでいいんじゃねえの?」
晋作さんが肉をドラゴンに食べさせながら言う。
イグアナぐらいのドラゴンは肉食、オークとともに生肉貰っている。
ケロップとサクラは果物が大好き。
オークが鷹で生肉食べるから良かった……私は無理オークのエサヤリだけは無理……。
柊さんがあげてるけど……ピー助は小鳥のフードで満足してくれるので助かる。
カナリアのヒマワリと仲良く餌をつついている。
ヒマワリ達と違うのは柊さんが持ってきたヒマワリの種やナッツを食べるとこ。
「ピー助助かるよ。ナッツ好きだからてわけのわかんない木の実を土産に貰っても困る。」
柊さん、ピーナッツとかナッツ類大好きなのだ。 それを知ってる人が送ってくるのだが食べれないのがあるらしい。
この子達も王様達と帰るのかしら?
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