ユーキスがまたやらかしました

樹里さん以外の『ブラッドムーン』のメンバーは変わり果てた学園建物に絶句。

たびたびの異変で残っている生徒は少数なので被害は最小ですんだんだけど、二階まで赤レンガその上がきらびやかな彫刻のある神殿になってしまったのだ。

あまりに群衆がすごくていっきに片付けようと思ったらこうなっ

たというのがユーキスさんのいいわけである。

「たかが二ヶ月でこれだけ建築したの?しかも金かかってるよね?」

「異世界からマルマル転送されたらしいよ。」

シンヤがウーンとうなる。

「信じて貰えないみたいだから実践します。」

ゆっユーキスさんいつのまに。

ズンと音がしてなんと洞窟が現れた。

「すごい揺れだったな。」

人が出てきた、金髪に赤と白がまぢった髪に右目は緑、左目は銀だ。

「ヤバ……」

「ユーキス、お前はどこに言っていたんだ。ここはどこだ?」

どうするの?こんなとこに洞窟!

「兄上、てユーキスお前はまたやったのか。」

カミュさんが呆れる。


「話だけは聴いたことあるな。私の娘がオクタマと言うとこの話をしていた。うちの息子がご迷惑おかけしてすいません。ユーキス、お前はマシェ様の護衛に行かせる。」

固まるユーキスさん。

この人はなんと王様らしい。

「城を飛ばしただけではなく『ティティ』の館までとばすとは言語道断。おまけに大切な学舎を破壊するとわ息子じゃなければどっかに流す所だ。しばらく魔力は最低限しか使わせない。」

カミュさんとユーリさんをチラリとみると二人は例の魔獣が何を食べるか試していた。

「エディーラ、どうしてすぐに帰って来なかった?」

「帰りたくても帰れない何故か私とヒーリンが力合わせてもダメなんだ。こちらも困っいる。」

ふところから小さな箱とパイプを出しコーリン王はすいはじめる。

「ユーキスが大きな物を無理に動かしたから歪みが出来ている。こちらにもこの世界の生き物が侵入して『龍の墓場』を荒らす事態が起きている。とにかくこの世界のためにも洞窟と館は戻さなくては、ティティがいるから成功はすると思うが、ティセラが居ればティセラに歪みを調べてもらおう。」

一件落着?無事に出きるのかしら。


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