第23話 ボロボロの制服
「ふふ…//これがカズマの…」
ん〜…誰だ1人ぐっすり寝ている部屋でゴソゴソとしてるのは。声的にめぐみんか?、そいえばあれからどれくらい経ったんだ?
確かめぐみんの部屋に入った後そのまま床に寝転がったんだっけか…やべぇ流石に他人家だし寝過ぎたら駄目だよな。
というか心無しか下半身が寒い気がするがまぁ気のせいだろう、とりあえず誰か知らんが起きるとするか。
そう決めた俺はゆっくりとまだ少し重い瞼を開け声がする方を見ると何故か俺のナニを咥えためぐみんがいた。
「ん?カズマ起きたんですねおはようございますチロチロ」
えっ何でめぐみんが俺のナニを?というか何でこんな状況になってんの?俺が寝てる間に何があったの!?しかもめっちゃ気持ち良いんだけど!。
「カズマ?どうしたんですかぼーっとして?じゅるる…♡」
はっ!いかんいかん落ち着け落ち着くんだ、とりあえず此処は本人に聞いて見る事にしよう何かの見間違いかもしれないしな!。
「おはようめぐみん、そのすまないが1つ聞いて良いか?」
「はい何でしょうか?ハム」
「そ、その何でめぐみんが俺のナニを咥えてるんだ?て言うかお前記憶は…くぅ!」
「ハムハム、あぁほのことでふか…ぷはぁ…ペロペロ」
めぐみんは未だ俺のナニを舐めたり咥えたりしながら喋り始めた、うん何これめっちゃ興奮するんだけど!!
「んはぁ…実は先程軽く頭をぶつけましてね、そのおかげか色々思い出せまして…レロレロ、それでついでに里まで来た事ですしヘタレなカズマに変わって今日一線越えようかと…あっおつゆまたでて来ました…♡」
「えっ何それ俺寝てる間に…あっちょめぐみんそこは…!」
「ふむふむ、カズマは此処を舐めると気持ち良くなるんですね♪いい事知りました♪ペロペロ」
「くっ…めぐみんがこんなにフェラが上手いなんて!」
「必死で我慢するカズマも中々可愛いですね」
やめろ!そんな事笑顔で言うんじゃない!抑えられなくなる!
「さぁカズマがどれだけ我慢出来きますかね?…チュゥゥ」
や、やめてくれめぐみん!そんな事したら俺!俺!
「カズマ我慢は体に悪いですよ?さぁ早く出すと良いです♪ハム…じゅぽじゅぽ」
あかん!これは気持ち良すぎる!気持ち良過ぎてめぐみんの口に!
「ひゃあ早くわらひの口に!ぜんぶうけひょめてあげまふよ!」
「で、出る!めぐみん!あぁっ!」
お母さんお父さん、俺ついに童貞卒業出来そう…
「フハハハハハ!残念だったなあと少しで出そうとしてる小僧よ!頭のいかれた爆裂娘では無く吾輩でした!」
「ぎゃぁぁぁぁ!!」
「ひゃぁぁぁぁ!!」
「はっ!あれめぐみん!?」
あれ確か俺めぐみんに色々されてイキそうになって…ていうか最後見覚えのある悪魔が出て来たような…?まさか全部夢だったのか?
「ど、どうしたんですかいきなり叫んで!変な夢でも見たんですか?」
「うっ…///」
やばいさっきまであんなエロい夢を見てたせいかめぐみんを直視出来ねぇ!
「だ、大丈夫だ気にしないでくれ」
「…本当に大丈夫なんですか?顔も赤いですし…はっ!もしや熱が出て…カズマちょっと失礼しますよグイ」
ちょめぐみん顔が!顔が近い!しかも息が当たってるし!
「んー熱は無さそうですけど…でも顔は赤いまんまですしアクアでも呼んで…」
「ほ、本当に大丈夫だから!心配しなくて良いぞ!」
「むぅカズマがそう言うなら…けどもし何かあれば言ってくださいね?多少の事なら私でも力になれますし」
「わ、分かった」
ふぅとりあえず誤魔化せたぞ…
「というかカズマ寝るのは良いですけど流石に寝過ぎは駄目ですよ」
「えっ俺そんなに寝てた?」
「えぇ外見てくださいよ、もう夕方ですよ」
「おっ本当だ」
普段から昼まで寝てる俺だがこんな時間まで寝てるのは久々だな
「何で当たり前みたいな反応してるんですか全くもう…」
「そう言われてもだって最近はこんくらいまで寝てるのが普通だしな」
「どんな生活してればそうなるんですか、もう私の記憶の件については置いといてカズマの生活習慣を治した方が良いかもしれませんね」
「嫌だよめんどくさいし、それにわざわざ里まで来たのはお前の為なんだぞ?それを放棄してまで治す必要無いだろう」
全く突然何を言いだすかと思えば何だ俺の生活習慣を治すとか、別に今に始まった訳じゃないし問題無いはずだ。
「まぁそうなんですけどね、けどこんな時間まで寝てるカズマを私の親であるゆいゆいさんに見せたくは無いんですよ」
「めぐみんひょいざぶろーさんはどこいった」
「あぁそんな髭面な父親もいましたね」
「そんな言い方すんなよひょいざぶろーさんが聞いてたら絶対泣くぞ」
「そんなの私にとってはどうでも良いのです!」
おい父親の事どうでも良いとか言ったぞこいつ!
「私はただ母親であるゆいゆいさんだけ見られたく無いのです!それに父親の方はなんか単純に私に嫁に行って欲しく無いって感じがするのですよ」
「そ、そうなのか?」
「そうなのです!」
まぁ確かにめぐみんは爆裂狂と厨二病さえ瞑ればかなり良いんだよなぁ、実際胸は小さいがスタイルは良くて可愛くて、それとたまに喧嘩する時もあるけどそれもまた楽しくて…あれ何で俺そんな事を?
「カズマ?どうしたのですかぼーっとして?それにどうして私の体をじろじろと…」
「えっあぁすまん!」
えっ今俺めぐみんの体じろじろ見てたのか?どうしたんだ俺!
「ま、まぁ良いですけどただ先程も言いましたがゆいゆいさんにだけはそんなだらしのない格好を見せないでくださいよ」
「そ、そうか…」
ここまで念押しするって事は相当見られたく無いんだな、少し傷つくぞこれは…あっ
「というか何でめぐみんがこの部屋に?」
「何でも何も此処は私の部屋ですし」
「あっそういえばそうだったな、ん?お前が持ってる服って…」
「ふっカズマやっと気付きましたか、そうです制服ですよ!そこのタンスを漁ってたらたまたま出て来ましてね!ただ…」
「どうしたんだ?」
「いやその…見たら分かるんですがこの服かなりボロボロになってまして…」
「え?」
めぐみんが徐に畳んであった服を広げていくとそれは見事なまでにボロボロだった
これ実際着てみたら腹とか見えてかなりエロい感じになりそうだな。
「酷いもんでしょう?何をやったら服がこうなるんでしょうかね…はぁ…」
「それは俺に言われても困るが、てかそんなに落ち込む事なのか」
「そりゃいざ着ようとした服がこんな状態じゃ落ち込みもしますよ…」
着ようとしたのか。
「これ何とかして直せないでしょうかね?」
「んーアクアにでも頼んだらどうだ?」
「えぇ…アクアはちょっと…」
何でそんな嫌そうな顔するんだこいつ何かあったのか?
「あ、別にアクアの事が嫌いって訳じゃないんですよ?ただ時折何馬鹿な事してるんだろうとか思ったりするくらいで、後はアクアに何か頼もうとするとお礼を求めてきたり…」
あいつ女神として色々終わってるな…もう宴会芸の神様と名乗れば良いのに
「ですのでアクアに頼むはちょっと遠慮したいというか…」
「分かったよ、んじゃ明日にでも服屋行ってみるか」
「服屋?」
「そうだ服屋だ、服屋ならそれくらい直して貰えるだろ?まぁ多少値段が高くなりそうだけどさ」
「なるほど、では明日行くとしてお金は…」
「金は俺が出してやるから心配すんな、それに案内の方はゆんゆんが付いてるしな」
「ゆんゆん…ストーカー…」
「その言い方はやめろ可哀想だろうが」
確かに今日はストーカーぽい事をしていたが、あれはそう偶然だ、きっと偶然なんだ
「カズマ、今日の事は偶然だと思ってるんでしょうがあれは確実にストーカーになりつつありますよ」
「あれとか言うな、ゆんゆんだって好きでぼっちやってる訳じゃないんだぞ」
「それはそうですけど…」
「もしそれ以上言うならお前がちゃんと相手してやれよ」
「それは嫌です」
「嫌なのかよ!」
めぐみん何でそんなにゆんゆんの事嫌うんだよ、訳がわからんぞ。
「とりあえずこの話は終わりだ、ちょっと風呂入ってくるからその服ちゃんと閉まっておけよ」
「分かりました、カズマ明日もまたよろしくお願いしますね?」
「へいへい任せとけ〜」
俺は着替えを持って部屋を出てすぐ近くの脱衣所に入る、はぁしかしとんでもない夢を見てしまった…
そいえば最近サキュバスの淫夢サービスを受けてないからあんな夢を?しかしそれならめぐみんじゃなくても…
「ええい!早く風呂入って忘れよう!」
1人興奮した気持ちを抑えつつ、脱ぎ終わった俺は風呂場へと入るのだった
「はふぅ、やっぱ風呂は最高だ…」
今日は昼から殆ど寝ていたとはいえ朝からめぐみんと爆裂魔法を撃ちに近くの平原まで行ったし
それに帰りは魔力を回復したにも関わらず何故かおぶって帰ったなぁ。
「にしても何であんなにゆんゆんと仲悪くなるような事するかなぁめぐみんのやつ」
ゆんゆんに対するあたり風も強くなってる気がするし、いくら覚えてないとはいえそれでもあの扱いは酷いもんだよな
記憶が戻るついでに少しでも仲良くなってもらいたかったがこりゃむしろ悪くなる一方だ、さてどうするかな。
「はぁ…風呂に浸かってもこんな事考えるなんて…早く元に戻って欲しいもんだ」
正直此処にきて2日目だが既に面倒いと思い始めてる自分がいる、それに今日の夢本当に何なんだ?
あまりにもリアル過ぎてめぐみんの舌触りや手の感触が本当に気持ち良くて…
「思い出したらまた立ってきた…」
はぁ風呂に入れば自然と忘れられると思ったが、もう良いやどうせ今回だけだと思うし良い夢だと思って受け取っておこう。
最後にあの悪魔が出てきたけどな。
「さてと、これ以上浸かってると寝ちまいそうだしさっさと風呂上がって飯でも食べるか」
そろそろゆいゆいさん達が飯作り終わってる頃だと思うし、さーて今日の晩飯は何かかなー
「ふぅ、良い湯だった〜」
「あ〜らカズマさんやっとお風呂から出てきたのね〜?ヒック」
「何でもう酔ってんだよお前は」
風呂から出て最初に見るのがこの駄目神とは…しかも既に酔ってるという状況
「これくらい良いじゃないの〜お酒が美味しくて止まらないんだから〜」
「へいへい、そいえばダクネスとめぐみんは?」
「2人とも今ゆいゆいさんの手伝いしてるわよ〜」
「なるほど、んじゃお前は?」
「こめっこちゃんの面倒を見てるわよ?」
「面倒を見るなら酒飲むなよ…」
「だってこめっこちゃん遊ぼうとしたら何かもう寝ちゃってるし、だから暇だし一本開けて少し飲もうかなと、カズマもどう?」
「俺はまだ良いよ、料理が来てから飲む」
暇だから一本開けて飲むとか、そんな事するなら2人の手伝いに行けば良いのに、まぁどうせめんどくさがってやんないかこいつは。
「あっカズマもう出て来たのですね、んしょっと」
「おっめぐみん、今日は鍋なのか」
「そうだぞ、野菜がたくさん買えたから鍋しようと私が言ったんだ。あっちゃんと肉も入ってるから安心しろ」
「2人ともお手伝いありがとね、おかげで早く出来ちゃった」
ぞろぞろと台所から出てくる3人、何だろうこのできる人とできない人の差は…。
「さぁー!今日もぱぁーっと飲むわよー!」
「お前は何時も飲んでるだろうが!少しは自重しろ!」
「あはは…さてあなた、こめっこご飯よー」
「ごはん!ごはん!」
いつの間にこめっこ起きてきたんだ、全く気づかなかったぞ
「ぐがぁ〜…」
「良く寝てますね、我が髭面親父は…」
「みたいね、なら放っておいて私達だけで食べましょうか」
髭面親父って所突っ込まないのかゆいゆいさん、あんたの旦那の事だぞ。
「えっ!?起こさないんですか?」
「だって面倒ですし、大丈夫ですよ食べ終わる頃には起きて来ますので」
いやそれじゃ駄目だろ、可哀想過ぎるだろ!
「さぁ皆んな鍋があったかいうちに食べましょう?」
「そうね、せっかくの鍋なんだし茹で過ぎて美味しくなくなるのは嫌だわさぁ早く食べて飲みましょう!」
「だからお前は少しは自重しろって!」
「早く固いごはん食べたいよ!」
「こめっこご飯は逃げないから大丈夫だぞ、さぁ頂くとしようか」
「はぁ…何かもうツッコミ入れるのも疲れたわ…んじゃいただきまーす」
「「「「「いただきまーす」」」」」
「沢山食うぞぉ〜!」
「もうこめっこたら…じっとしてお母さんが入れてあげるから」
ゆいゆいさんはそう言うとこめっこの器に一杯になるまで具と汁を入れる、すげぇ量だな〜
「さぁカズマ!丁度一本飲み終わったし二本目いきましょう!?」
「一本飲み終わんの早いな!」
「カズマモタモタしてると鍋の具が無くなってしまいますよ、私が入れてあげますので器貸してください」
「おっすまないなめぐみん」
甲斐甲斐しく俺の器に鍋の具を入れてくれるめぐみん、本当に俺の隣にいる駄目神とは違うなぁ。
「あらカズマったらめぐみんにそんな事させるのね、ならついでに私のも入れて頂戴!」
「お前は自分で入れろよ!」
「何2人で言い合ってんですか、はいカズマ入れましたよ」
「サンキューめぐみん」
「いえいえ、お礼を言うほどでは」
早速めぐみんに入れてもらった鍋の具を食べる俺、うん具に汁が染みてとても美味いな!
「今日のカズマはあんまり責めてる感じがしないな、何時もはガツンと!責めてくるのに」
「何でそんな何時もしてるみたいな言い方してんだよ、そして何故お前ははぁはぁ言ってんだ」
「それは気にするな、それに何時も私に罵ったりスケべな目をして薄着な私を見ていたりするじゃないか」
「おおおい此処は他人家だぞ!少し自重しろよ!このド変態!」
「ド変態!…んー!カズマ不意打ちは卑怯だぞ!」
「嬉しそうに反応するな!!」
何故こんな時までこいつはブレないんだよ、せめてそういう事言うのは屋敷の中だけにしてくれよ!
「カズマさんうちの娘の前でそう言う発言はちょっと…」
「お母さんド変態って?」
「すみません!本当にすみません!!」
「ふっ私を侮辱した罰が降ったのよ」
「お前は黙ってろ駄目神!」
「あぁ!カズマがまた私の事を駄目神って!」
何で晩飯の時くらい静かに出来ないんだこいつらは!というかゆいゆいさんの俺に対する目つきが冷たくなったのは気のせいだろうか…
「はぁやれやれですね」
「本当だよこんちきょー!」
こうして1人少し冷たい視線を感じながら賑やかな?晩飯が過ぎていくのだった
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