第13話 キチマさん再び
「はぁ、たまたまめぐみんの裸みただけであそこまでやるとは…」
今朝めぐみんの部屋で裸を見てしまった事を謝ってると突然窓の方に行き飛び降りようとしやがった。
まぁ間一髪で何とか止めれたがまたあんな事されるとこっちの心臓が持たねぇな。
けどあれはめぐみんが脱衣所で寝ていたから悪いんだ、うん俺は悪くないはずだ。
そう、それは昨日の夜の事皆晩飯を食べ終わり部屋へ戻って行き、めぐみんは風呂へ行くと言って風呂場へと向かった。
ちなみに俺はめぐみんが風呂から上がり部屋へ来るのを待つ間途中まで進めていた商品をまた作り始めていた。
「ふぅ、しかしめぐみん遅いな。」
時刻はもう23時アクアとダクネスはもう寝てる時間なので来ても大丈夫なはずだが…
「とりあえずもう少し待ってみるか…カチャカチャ」
後もう少し待って見て来なかったら寝るとしよう。少し休憩したので俺はまた商品開発に集中した。
時刻は0時を過ぎどんだけ待ってもめぐみんは一向に部屋に来なかった。
「はぁ記憶が無いめぐみんにも冷やかされたのか…ちょっと疲れたしシャワーでも浴びよ…」
風呂に入るため部屋を出て一階にある風呂場へと向かう。
全くこれだけ待っても来ないとは…よし後でめぐみんの部屋に忍び込んでまたパンツでも盗んでやろう。
うん我ながらクズい仕返しだ。てか普通に考えたらアウトだよなこれ。
「おっとそんな考え事をしてたら脱衣所に付いてたのか、さてさっさと入りましょうかね」
とりあえずこの冷やかされた残念感と疲れを取るため脱衣所の扉を開けるとそこには全裸の状態で床で寝ているめぐみんがいた。
「にへ…にへへ…床がちゅめたい…」
えっちょっと待って何でこいつここにいんの?
もう風呂から出て部屋に戻ってると思ってたんだけど!?
しかも体拭いてないせいかちょっと濡れてるし…そして何か気持ち良さそうな寝息たててるし!?
「こいつまさか逆上せいでここで寝ているのか?もしそうだとすると馬鹿だな」
とりあえずここで寝られても困るしさっさと起こして部屋にでも…
「いや待てよ?ここはあえて起こさずにちょっとめぐみんの体を堪能するとしよう…ぐへへ」
俺は脱衣所の床に座るとめぐみんが起きぬようにゆっくり身体を起こし俺の股の間に座らせそのまま抱き着くように髪の匂いを嗅いでやった。
「ん〜流石風呂上がりだからか良い匂いしてるじゃないかめぐみんよ、さてさて何処を触ろうかねぇ…ぐへへ」
鬼畜の心が目覚めた俺にとって今!例え誰かに見られたとしても動じないぞ!
…まぁダクネスとアクアが寝てるからこんな事が出来るだけなんだけどね?もしダクネスにでも見つかれば次の日には牢屋送りだな。
「んっ…カズマぁ…」
「!?何だ寝言か…びっくりした…」
しかし寝言で俺が出てくるとは一体どんな夢見てんだ?
「まぁそれだけ信用されてるって事だが…実際今の俺見たらそんなの簡単に無くなるわな…」
俺がやってる事は思いっきりアウトな事だ、だがこれはめぐみんがここで寝て俺の部屋へ来なかった仕返しなのだ。
だから仕方ない仕方がないのだ!
「それじゃまた胸でも揉んでやりますかな…」
とりあえずこのまま終わるのはアレなのでまためぐみんの胸を揉んでやる事にした
ふにゅふにゅ
んー小さいくせにめぐみんの胸は柔らかくて良いな。
さっきは服越しだったからアレだったけど実際こうして胸を揉むのも悪くない。
ふにゅふにゅ
「あっ…んんっ…はぁはぁ…」
「…寝てるくせに色っぽい声出すなよ…」
しかしこんなに胸を揉んでるのにも関わらず起きる気配が全然無いな、ゆしそれなら…
ギュ
「んっ…」
おっ軽く乳首摘まんだら反応した、うん中々良い反応だ。めぐみんは乳首が弱いのかもしれないな。
ただあんまり摘み過ぎると起きちまうから乳首を摘むのはやめておこう。
そう決めた俺はまためぐみんの柔らかい胸をひたすら揉みまくった。
「あっ…はぁはぁ…んっ…」
やばいあれからどれくらい経っただろうか流石にめぐみんの色っぽい声を聞いてたら俺のアレが既にビンビンになっていた。
流石にこれ以上やると色々とやばいので未だ寝てるめぐみんをそっと床に寝かし服を着せる事にした。
「10分くらい揉んだ気がするけどこいつ良く寝ていられるな…とりあえずは身体を拭かなきゃならんのだが…」
実は先程床に寝かせる時にちらっとめぐみんの股の間を見たのだが…めっちゃ濡れてました。
俺が思いっきり胸を揉みまくったせいですね、けど本当胸揉んだだけでも濡れるもんなんだな。
日本でエロ漫画見てた時良くそういうシーンはあったけど…てかどうすんだこれ。拭かないと駄目だよな?
「めぐみんすまないがまだ寝ててくれよ…」
俺はめぐみんが起きぬようゆっくりバスタオルで身体を拭いていく、ある程度上半身を吹き終わると次は足を拭きそして最後に股の間を拭く事に。
「さて最後に股だな、いくぞ。」
流石にバスタオルでは股の間を拭くのはキツイので小さめのタオルで拭く事にした。
小さめのタオルを二つ折りにしめぐみんの股の間に置きそしてゆっくり拭いていく。
「あっ…あん…んんっ…」
うんやばい、何がやばいって拭いても拭いても濡れてきて…やばい俺の理性がぁぁ!!
「すぅ〜はぁ〜、抑えろ…抑えるんだ俺…めぐみんは仲間だ大事な仲間なのだ」
軽く深呼吸した後バスタオルと小さいタオルを洗濯籠の中に入れ別の籠の中に置いてあった服と下着を取る。
そしてそのまま下着とめぐみんのパジャマを着せた後めぐみんの部屋にあるベッドまで運んで行ったのだ
はい回想終了、まぁよく考えたら胸揉んだり摘んだりした事は気付かれて無いからラッキーだったな俺。
「おや、先程から昨日あの爆裂娘をめちゃくちゃにした事を喜び興奮しバレなくてラッキーだなと思ってる小僧ではないか、何しに来たのだ?」
「おい一々人の心読むんじゃねぇよ!昨日の件で来たんだよ」
回想に浸っていたら目的地についていた俺だが何でこいつが外で掃除何かしてんだよこいつ…
「フハハハハ!おっとそうであったか!すまないな!それなら立ち話も何だから中へどうぞ小僧よ」
「たく…あぁそうさせてもらうよ」
流石にさっきバニルが言った事が周りに聞こえたのか、ちょっと視線が痛いのでさっさと店に入る事にした。
カランカラン
「あっカズマさんじゃないですか!今日は1人なんですね!」
「そうだよウィズちょっとバニルに用があってな」
「え?バニルさんに?」
「という事で貧乏店主よ、貴様は店の奥に行ってじっとしておれ」
「何でですか?別に私がいても…」
「店主よ後で肉を食わせてやろう、だからさっさと奥に行け。行かないのであれば我が殺人光線を浴び…」
「はい!分かりました!それではカズマさんまた!」
ウィズは喜びながら店の奥へ消えていった、普段どんな食事をしてんだよ…
「おいバニル、ちゃんとウィズに食事させてやれよ可哀想だろ」
「何を言うか小僧よ、毎度毎度売れない商品を持ってくるあの店主に食事なんてやる訳なかろう。まぁ最近は砂糖水とパン耳くらいは与えているが」
「おいおい…」
「まぁそんな事はどうでも良いのだ、さぁ小僧気になるのだろう?あの娘の未来が…」
どうやらこの悪魔の前では全てお見通しの様だ
「フハハハハ!小僧よそれはダンジョンで初めて会った時からそうだったであろう?」
「だから人の心を読むんじゃねぇ!あぁもう!」
俺はとりあえず窓の近くにある椅子に座るとバニルもゆっくり椅子に座った
「さてさて、先ずは何を話そうか…」
「随分と勿体ぶってるなお前」
「まぁそう言うな、おっそうだ小僧よ昨晩あのネタ娘にやらかした事がバレるぞ」
「えマジで?俺誰にも言ってないんだけど!」
「小僧が誰も言ってなくとも誰かが見てたらどうだ?ちなみにネタ娘にそれを教えた人物はあのヤクザ女神だ」
「あの馬鹿がぁぁぁぁ!!」
何でそんな時だけ起きてんだよあいつは!帰ったらあいつが隠してある酒を全て捨ててやる!!
「小僧落ち着け、たかだかそんなの見られて言いふらされるのは何時もの事ではないか」
「そうやって言いふらされて悪評ばかり増えていく俺にとっては嫌なんだよ!」
「ほぅ、まぁそんな事よりあの娘だが記憶が無いらしいでは無いか」
「そんな事って…そうだよめぐみんにはここ最近までの記憶がない」
「ふむ、しかもそうなった原因は小僧が降ってくる岩に気付かず守らなかったからだな?」
「そうだよ、てか分かってんなら別に聞かなくても良いだろう」
「まぁそう言うな小僧、それで現状は少しばかりだが記憶が戻りつつある感じなのだな?」
「あぁあいつは爆裂魔法をこよなく愛す者だから1発撃たせたらまぁそりゃ色々とな」
「そうかそうか、まぁしかし記憶を無くしただけで大騒ぎするとはな。」
「悪魔からしたらそうだろうけど、こっちとしては記憶ってのはとても大切なもんなんだよ」
「ほぅ、まぁそれはそれとして…小僧ネタ娘の記憶を取り戻す手立てはあるのか?」
「ん〜特に無いけど…とりあえず地道にやってくしか…」
「地道か、そうなると一年や二年では収まらなくなるぞ?」
「え!?俺早くて1カ月くらいかと思ってたんだけど、てかそんなにかけても戻らないのかよ…」
「軽度な感じならそれくらいで済むだろうが、全部となると話は違う」
「そういうもんかよ、けど一年以上かかっても戻らないってどうすれば…」
「簡単に思い出させる方法ならあるぞ小僧よ」
「え!何!?そんな方法があんのか!?」
「あぁ一度軽くあのネタ娘を殺すのだ」
「は?」
「ほらよく言うでは無いか、死に際の人間や死んだ人間は今までしてきた事を色々思いだ時があると。」
「だから一度めぐみんを殺して一気に思い出させると?」
「そう言う事だ、ほら簡単な話だろう?」
「ふざけんな!流石にいくら俺でもわざわざ一度殺してまで色々思い出して欲しく無いわ!。」
「ふむ、しかし小僧よこのまま同じ事をやっていってもいつ元通りになるか分からんぞ?」
「そりゃそうだけどさ…」
一年や二年経っても元に戻らず挙句果てにそれを思い出しさせる為に仲間を殺す…何とも嫌な事だ。
正直もしそれでめぐみんが今までの事を思い出しても良い感じでは無いだろう。
そんな事するくらいならもっと新しい思い出を作れば良いだろうとか言いそうだ。
「まぁ殺すのはあくまで最終手段だ、小僧最初あのネタ娘が記憶が無くなった時何を話した?」
「最終手段かよ!たく…んと俺達は冒険者で色んな魔王軍幹部を倒し、そしてお前はうちのパーティーメンバーでとか…あっ後はゆんゆんと同じ里出身とかか」
「ふむ、ならもう一度あのネタ種族がいる里に行って見たらどうだ?」
「何でまた紅魔の里に?」
「小僧ネタ娘がそこ出身と話しただけで家族の事は言っとらんだろう、それにそういう所にいけばまた色々と思い出すのでは無いか?」
「おっ確かにそうだな!よっしゃんじゃ早速行ってみるか、あっ」
「どうしたのだ小僧」
「いや何でお前がここまで積極的なのかと…絶対裏があるし」
「フハハハハ!流石我が店のお得意様だ!そうだあのヘッポコ店主が買ってきた商品を一つ買っていってもらうぞ!」
「やっぱりそうかよ、まぁ色々教えてくれたし今日くらいは良いぞ」
「話が分かるではないか、おっとそうだ先にこれを渡しておく」
バニルは懐を漁り始めるとバニルに似た仮面が出てきた。ん?これって…
「そうだこれは貴様に前渡したヤツと同じ物だ。しかもこの仮面を付けてると少しばかりだが魔力が回復する仕様になっておる!」
「前のより便利じゃねぇか!早くそれよこせ!」
「せっかちだな小僧、ほれポイ」
「あっ!おっとと、おいこんな便利な物を投げるんじゃねぇよ」
「ふっ壊れたらまた作れば良かろうて…おっと一つ聞きそびれていた小僧」
「あ?今度は何だよ」
「いや何あのネタ娘の世話についてだが小僧の事だめんどくさいなと思ってるのでは無いかとな」
「えっい、いやいくら俺でもそんな事は…」
「面倒いのなら他のパーティー仲間に任せれば良かろう?小僧の所の狂犬女神や変態クルセイダーとかにな」
「まぁそうなんだけどさ、けど結局こうなったのは俺がちゃんとしてなかったからだし…」
「ちゃんとしてなくても小僧は普段から仲間に色々と押し付けてような感じがするのだが?」
「うっせーよ!俺にだって責任感てのがあるんだよ!」
「ほぅ責任感…まぁ良いこの話はまた今度にしよう。では小僧にはこちらを買ってもらうぞ」
「またすんのか…この巻物みたいなの何に使うんだ?」
バニルがまた懐から巻物らしきものを取り出してきた、どうやってしまってんだよこいつ…。
「ふむ、巻物ではなくスクロールだ。ちなみにこれは自分の魔法の威力を最大まで跳ね上げさせる事が出来る」
「おぉーそれは中々良いんじゃ無いのか?」
「そこまでの説明だけならな、このスクロールは一度使うと約4分間魔法の威力が上がるがその後約5時間殆どの魔法の威力は0になり魔力が回復しても殆どの上級魔法は初級魔法並みになる」
「相変わらずデミリットがでかいな…ちなみにいくらだ?」
「そうだな、250万エリスでどうだ?」
「ぼったくりにも程があるだろ!?高過ぎるわ!」
「ほう、これでも安くしてるのだが先程吾輩が助言した分を足してやっても…」
「あぁもう分かったよ!金は今度持ってくるから一つくれ!」
「毎度あり!では小僧またな」
「このぼったくり悪魔め…」
やっぱこいつに相談するべきじゃなかったな…
「おっと小僧、1つ言いそびれていた」
「何だよこっちは今からやる事出来て忙しいんだけど」
「まぁそう急かすな、小僧お前はまた紅魔の里に行く、だがふとしたきっかけでまたモンスターに襲われる事となる。」
「はっ?何俺また襲われんの?また俺死ぬのか?」
「あぁそうだ確実に死ぬ、しかもまぁその襲ってくるモンスターがとても面倒な奴だ」
「えぇ…」
襲われて死ぬとかもう嫌なんだけども…
「まぁそんなに落ち込むな小僧よ、その時になれば分かるさ、きっとその後はとても良い事が起きるであろう!フハハハハハ!!」
「何じゃそりゃ…死んだ後に良い事何て起きてもしょうがないだろ…なんか聞いた俺が馬鹿みたいだったわ…んじゃまたな」
「またいつでも来るが良いぞ小僧よ!」
俺は不安を感じながら店を出た、はぁなんか嫌な予言まで聞かされたな…まぁ良いや、さっさと屋敷に帰って寝よ…
「ただいま…ってめぐみん?」
「あっカズマお帰りなさい…ちょっと話があるのですが良いですか?ゴゴゴ」
「め、めぐみん?何か怖い!怖いんだけど!!」
はい忘れてました、屋敷に帰ると玄関でやばいオーラを出しているめぐみんがいました。この後屋敷中に俺の悲鳴が響いたのは言うまでもない。
「本当にごめんなさぁぁぁぁい!!!」
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