第5話 さぁいざクエストへ!

「ふぅご馳走様でした〜」


「ご馳走様でした、カズマ今日も中々美味しかったですよ」


「ご馳走様、そうだな一瞬料理を見て手抜きしたかと思ったら意外と美味しく…あっカズマこれから何かする予定とかあるのか?」


「そうだな、飯も食ったし昨日に行けなかったクエストを…あっ」


「ん?どうしたカズマ?」


「いやクエストに行こうと思ったんだがめぐみんの事を考えたらやっぱ今日も無しの方が良いかと思ってな」


「そうか、確かにめぐみんが魔法の詠唱が上手く出せるか心配だな」


「いえ私は良いですよクエスト行っても、何かあればカズマに守ってもらえば良いですし。それに何か思い出してるきっかけになるかもしれませんしね」


「ん〜…そうは言ってもなぁ…」


「良いんじゃないの〜もし死んじゃったら私が蘇生してあげるし〜」


「お前な…そう言う事を軽く言うんじゃねぇよ」


「大丈夫ですよカズマ、私はなるべくカズマ達の邪魔にならない所にいますので」


「んーー…」


「まぁカズマ特に難しくないクエストで行けば大丈夫だろう?もしモンスターが襲ってきたら私がすぐ守ってやれる」


「はぁしょうがねぇなー…んじゃ今から準備してさっさとギルドに向かうぞ」


「分かったそれじゃ私はちょっと装備を整えてこよう」


「んじゃ皆んな準備終わったら呼んで〜私ここでまってるから〜」


「はいはい分かったよ、んじゃ俺もちょっと装備を…」


「あのカズマ、私の装備は何処にあるのでしょうか?」


「え?」


めぐみんが唐突にそんな事を言ってきた、それもそうだめぐみんには何処に何があるかなんて覚えてないはずだ。まぁめぐみんの部屋を漁れば出てくるだろうが今一緒に行くと2人に何て思われるか…特に今朝のダクネスの怖さは異常だった


「多分めぐみんの部屋に何時ものマントとかあるはずだろうだから私が着いてって」


「そうですかならカズマちょっと私の部屋まで来て下さい私どんなのか分からないので」


おっとまさかのめぐみんがダクネスが話してる最中に被せてきたぞ、これまだ今朝の事引きずってるな。ダクネスは話の最中に被せられた事と無視された感が良かったのか興奮してるぞあいつ、まぁ顔を見るに半々ではあるが…


「カズマ駄目でしょうか?」


「いや、別に俺は良いんだが…ここは女性同士で行った方が良いんじゃないか?」


「そうですねそれも一理ありますが、私はカズマが良いのですだからお願いします」


とめぐみんは素直な事を言ってきた、いやぁこんな事言ってくれるのは嬉しいんだが本当に後が怖いからなぁ…俺は不安げにダクネスの方を見ると何か分かったかのように溜息をついた


「はぁ…分かったどうせ今朝みたいな事は無いだろう私は防具を整えてくるから早くめぐみんの装備を取ってきてくれ」


「え、何それ今朝何があったの?私無しで何があったの?」


「すまないなダクネス、よしめぐみんそんじゃお前の部屋に行くとするか」


「えぇ分かりました、カズマありがとうございます」


「ねぇちょっと私を無視しないで欲しいんですけど!今朝何があったの!?ねぇ!?」


何かうるさい女神が騒ぎ始めたので俺とめぐみんはめぐみんの部屋に向かったその後を追うのうにダクネスも自分の部屋に向かっていった、しかしあのダクネスがOK出すとは思わなかったな今朝の喧嘩が余程聞いたのか?まぁ何がともあれめぐみんの部屋に再びいけるのはラッキーだな!





ガチャ



「さてさて、めぐみんの装備は何処にあったけか」


俺はめぐみんの部屋に入り何時も着ているマントと杖を探し始める、なるべくタンスの方はいかないようにしようあそこに行くとこいつのパンツを無性に取りたくなる、しかしまぁこいつの装備はマントと帽子それに杖しか無いから対して時間はかからないな


「ふぅ、すみませんカズマ一緒に来てもらって…」


「気にすんなよーこういう事はしょうがないんだから〜」


「カズマは優しいんですね、あっこれでしょうかカズマ?」


「ん?あぁそれだお前が何時も付けてたマントと帽子だ、今から行くし付けてみたらどうだ?」


「分かりました、カズマちょっと待ってて下さいね」


めぐみんはそう言いマントと帽子をつけ始めた

うん、いざこうして見るとやっぱこの格好が似合うんだよなぁめぐみんって。


「カズマどうです?似合いますか?」


「あぁ似合ってるぞ、さぁ探すもんは探したしさっさと一階に…」


「あっカズマちょっと待って下さい」


「ん?なんだどうしためぐみん」


「いえ…そのですね…こうして色々してくれてるカズマにお礼をしようと思いまして…」


めぐみんがそんな事を言ってきた、何故めぐみんの顔が赤いんだ?そして何故モジモジしてるんだろうか?まさか…


「め、めぐみん?まさかその…男である俺がこんな事を言うのはあれだと思うんだが…」


「カズマは感が良いのですね…そうですよ今はこれしかあげれませんが次はもっと良いのをあげますので」


「いや待て待て!確かに嬉しい!嬉しいんだがな!?流石にそれはちょっとまずいと思うぞ!」


「い…いえ良いんですカズマが喜んでくれたらそれで…」


めぐみんがローブの裾の中に手を入れパンツを脱ぎ始めた!これやばいって!ダクネスとかに見られたら本当にやばい!


「待つんだ待つんだめぐみん!それは本当に色々とまずいぞ!」


「何を言うのですか…さっきから必死に私の下着が入ってると思われるタンスに一切手を触れなかったくせに…後でこっそり持ってこうとしてたんでしょう?なら今ここでですね…」


そしてパンツを脱ぎ終わっためぐみんはそれを俺に渡してきた、何これ超暖かいんですけど!めっちゃ匂い嗅ぎたいんですけど!それにちょっと湿ってるし!


「あんまり女性の下着を盗ろうとしたら駄目ですよ?…モジモジそれでカズマ正直このままではスースーしてあれなので…」


「あ…あぁ分かった…そのめぐみんありがとう…」


「い、いえ私ので良ければそれで…」


「そ、そうかんじゃ廊下で待ってるから…」


「は、はい…」


お互い顔を真っ赤にしながら俺は部屋を出たどうしようこれやっぱ返した方が良いよな?ていうかどんだけ感が鋭いんだあいつはまさかパンツ渡してくるとは思わなかったぞ…流石にいつまでも握っていたらまずいしポケットに入れておこう…


「どうしよう素直に喜べないぞこれ…はぁ」


とりあえず後で俺の部屋に行くついでにバレない所に置いておこう、絶対このまま持ってたら後で痛い目に合うし


ガチャ


「すみませんカズマお待たせしてしまって」


「あっあぁ良いよ…俺このまま自分の部屋に行くけどめぐみんは?」


「ちょっとこのまま一階に行くのは不味いのでまだカズマの側にでも…」


「わ、分かったそれじゃ行こうか…」


「はい…」


お互いまだ顔を赤くしながら俺の部屋に向かう、何でこうなったんだやばいさっきの事が凄すぎて頭から離れないんですけど!つい想像しちゃうんですけど!


「あっカズマ、カズマの部屋に付きましたよ」


「あっそうだな、んじゃちょっとここで待っててくれ」


「分かりました」



「ふぅ…さて弓と剣と…後は矢筒と…」


俺はとりあえず何時もの装備を身に付けて行き何があっても良いようにしっかり準備をした


「あっこれ何処におこうか…今なら少しくらい匂い嗅いでも問題無いよな?」


俺は周りを確認しめぐみんがさっきまで履いていた脱ぎたてパンツを嗅いだ


「すぅ…何であいつはパンツまでこんなに良い匂いがするんだ…これは大切に取っておこう」


俺はめぐみんから貰ったパンツを絶対バレない所に隠した、うん今気づいたけど匂い嗅いでる所見られたら俺もう外歩けねぇな。よし準備も整ったしさっさと一階に行くか


「めぐみん待たせて悪かった、少し準備が長くなっちまった」


「あっいえ別に良いですよそれじゃ行きましょうか」


「あぁそうだなアクアやダクネスに待たせてるしな、めぐみん危険と思ったらダクネスを呼んで守ってもらえよ?あいつはこのパーティーで唯一の壁職何だから」


「むぅ、私はカズマが良いのですが…まぁそうですねダクネスは何だか硬そうに見えますしそうしてもらいます」


「おいおい、あんまり硬そうとか本人の前で言うなよ?」


「分かってますよー」


そんな会話をしながら俺とめぐみんは一階にいるアクアとダクネスを呼びに行った、何かまた後ろから視線を感じるが気のせいだろう


「カズマのやつ何であんなに嬉しそうなんだ…めぐみんのパンツがそんなに良かったのか…私のじゃ駄目なのかな…」




「あっもう遅いわよ!私をどれだけ待たせれば気がすむのよ!」


「はいはい待たせて悪かったよ、てかダクネスはまだなのか?」


「えぇそうよー多分そろそろ来ると思うんだけど」


「そうか、なら少し待つか」


俺とめぐみんは一階の居間に向かったがそこに居たのはアクアだけだった、鎧の手入れをするといっても何時もそんなに時間はかからないはずだ。しかし俺より遅いとは珍しい事もあるもんだ


「すまない準備に手間取ってしまったそれでは行くとしようか」


「おっダクネス来たか、そうだな早くギルドに向かうか」


「クエスト…ワクワク」


めぐみんがクエストを行くのをワクワクしてる一方でアクアはさっさと終わらせて酒でも飲むと言っている。どうせまた二日酔いするだけだろうに…何がともあれ俺達4人はギルドへと向かった





「おぉぉ〜!ここがギルドですか!人がいっぱいいますねカズマ!」


「めぐみんあんまりはしゃぐな、んじゃ俺はクエストが何があるか見て来るからお前らはここで待っててくれ」


「あっそれなら私も一緒に」


「いや大丈夫だ、そこら辺のテーブルで待っててくれんじゃ行ってくるわ」


俺はめぐみんをダクネスとアクアに預けクエストボードがある所に向かった、めぐみんが一緒に行きたがってたがここは我慢してもらおう流石にクエストはどんな難易度な奴でもいつ危険な状態になるか分からない此処はなるべく仲間の信頼関係を気づいてもらわないとな特にダクネスの。



「あぁ…カズマが行ってしまいました…ショボン」


はぁカズマが1人で何処かに行ってしまいました…しかもこの2人を残して…



「まぁまぁめぐみん此処は大人しく待っておこう」


「ふーん…まぁそうですね」


「ねぇねぇ何かめぐみんがダクネスに対する態度が変な気がするけど気のせいかしら?」


「あはは…まぁ今朝色々あってな…めぐみん今朝は本当にすまなかった」


「いえいえ別に私は全然気にしてませんから」


「へ〜そう言っときながらめちゃくちゃ気にしてる感じがあるけどめぐみん?」


「なっ!!うっうるさいですよ!わた私は本当に気にしてません!」


「その動揺ぷりが何よりも証拠よ?まぁ何があったかは知らないけど(どうせ教えてくれないし)一々気にしてたらカズマに迷惑かかるわよ?」


「うぅ…アクアって何でそんなに感が鋭いんですか…今日初めて会って見た時はのろまで馬鹿そうな感じだと思ったのに…」


この青髪の人は何て感が鋭いんでしょうか普段馬鹿そうなのに…まぁアクアの言う通りいつまでもカズマに迷惑はかけていられませんね。そしてふとアクアの方を見ると先程の言葉が聞いたのかプルプルと震えながら私に言ってきた


「ちょっと!?私がノロマで馬鹿そうとはどういう事よ!」


「いやだって二日酔いでしかも何か普段カズマに迷惑かけてそうな感じがしたので」


「ちょっと!?ねぇめぐみん本当は全部思い出してるんじゃないの!?」


「まぁまぁ落ち着けアクア、別にめぐみんが本当に全部思い出していたらこんな事を言うはずがない」


「そうですよアクア、私は昨日以降の事は綺麗さっぱり覚えてないのです。まぁこれは私の推測ではありますが感覚的にそう思っただけでしょう」


「そうか、まぁこれからゆっくり思い出していけば良いだろう何時間は沢山あるんだから」


ダクネスがカズマと似たような事を言ってきた、まぁそれもそうだ私には記憶がない。この2人が知ってる私では無いしそれに今からクエストに行くと言っても私は見学するだけだし、それがきっかけで色々思い出せれば少しはカズマ達が喜ぶと思いますし。


「すまん待たせたとりあえず簡単そうなクエストを受けてきたぞ」


おっとそんな事を思っていたらカズマが戻ってきました今すぐ飛び付きたい所ですが此処は我慢なのです!


「どれどれ、『近くの平原にてジャイアントトードの群れを確認、こんなに多いのは珍しいもしかしたら強いモンスターが近くにいるかも知れないので注意せよ。ジャイアントトード10体討伐で9万エリス』ふむまぁこのクエストなら問題は無いだろう」


「うぇ…あのカエルは私苦手なんですけど

どうしてもこれを受けるの?」


「ジャイアントトード…どんなモンスターなのでしょうか私楽しみです!」


「あぁあのカエルのヌメヌメ感が…想像しただけで興奮が止まらん!!!はぁはぁ!!」


「相変わらずのまとまりの無さ…どうか何もありませんように…」


「カズマ!さぁ早く行きましょうよ〜早く〜」


「めぐみん袖を引っ張らないでくれ、お前ら早く行くぞ〜」


カズマは一体どんな戦い方をするのでしょうか!ワクワクします!期待してますよカズマ♪



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