第4話 試食という名の盗み食い〜何処かに召喚されました
暗闇の中で蠢く人々…
辺りはむせ返るような血の匂いに満たされ、邪神教徒たちは沸き立っていた
「邪神様が降臨なされた!!!!」
「「「「わぁああぁぁああああ!!」」」」
邪神教徒たちに囲まれる俺
右手にはナイフ
左手には………フォーク
口にはサンドウイッチがあった
どうしてこうなった……
◇◆
朝起きた俺は、ドアを突き破って外に出ていた
なんでも泊まったんだから金を払えという
馬鹿馬鹿しい
何故泊まっただけで金を払はらなければならんのだ
取り押さえるハゲ親父を振り払い、置き土産にカウンターに首と切り離された胴体を置いて来た
いやー!それにしても商店街はいいねー
フルーツや野菜に魚、串肉
うーむ、悩むどれを食べようかな?
自然な動きで、串肉を掴み口に入れて歩き出した
串肉を売っていた男は、頭を傾げそして店に戻って行った
「試食はいいねぇ!」
試食をするたび後ろから何やら聞こえたが、無視して商店街を歩いて行った
万引きじゃないぜ
試食だからな
文句言ってくる奴らには
「試食をして何が悪いんだ?」
という理念、大和魂について話してやると、ほとんどの人々は自分の頭がおかしかったのか!と新発見をしたかのように喜んでいた
大丈夫か?こいつら
試食をしたあと、高級レストランに寄った俺はサンドウイッチを頼みまたもや試食していた
半分を食べた辺りであろうか、地面に巨大な魔法陣が現れたかと思うと俺を包み込み転移した
「邪神様が降臨なされた!!!!」
え?何これ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます