第3話 神殿に行ったら俺がいた


最後にハーグに聞いた質問


どんな宗教があるのか




●無数ののなかから自分で選んで信仰するのが”自由職神教”

●新たなる《神》を信仰するのが”改神正教”

●世界の終わりを望む人々が信仰するのが”邪神教”

●古の時代、新たなる《神》が降り立つ前に存在した《神》を信仰する”創造正教”



で、最初の各職の神を信仰する宗教が主流で次に新たなる《神》を信仰する改神正教が多い



自由職神教では、各地に存在する神殿にある職神を信仰することで”力”を得られるらしい



気になった俺は自称おっさんのハーグ爺と別れ、その神殿とやらに向かった











「ほう、コレは……ランキング神殿じゃないですか……」



ランキング神殿とは

AHOのシステムで各職のランキング1位の人物を巨大な石像にして神殿風の建物に飾っている場所である


また、個人をフォローし、金や物を寄付することで、フォローした人物の力を借りれるシステムもある


例)

Lv 800の人物をフォロー→Lv 8 &特殊スキル








つまりだ、職神=ランキング1位の人物

ってことだ



そして俺

職業で神のつく職をつけるのはランキング1位のみ



嫌な予感……




【弓神 SIDAN】

FP 9,999,999+

Gr 753768656121








うわっ!やっぱり!!



助かった!この世界の人達は、ローマ字が読めないらしいし



FPとGrがおかしいことになってる……


なんせ3000年分だもんな…!

金に困んなくていいわ!


な、ななせん……ご…ひゃく億……

使いきれんわ!






※ちなみにFPとは、フォローポイントの略で、一人につき、2ポイント貰えた

ただし、ポイントは特に意味はなかった










自分が神として3000年以上も崇められていたと知り頭が痛くなった俺は、宿にいた

『梟の鼠亭』

ちょっと誤字かな?みたいな名前の宿に泊まることにした


何ということかこの宿、ゲーム時代からあった宿で受付のおばちゃんNPCもそのままだった



「はあ、今日は怒涛の日だったな。怒涛の日ってなんかおかしい言い方だな……疲れているようだ。寝よ」










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