第6話 金貨の1

 さて、拠点がゼロになったが、あのグラサン野郎は「居場所を用意している」と確かに言った。

 辺りを見回してみても、案内人らしき人物はいない。あの無言の秘書もついてきていない。

 そして、無駄に凝った装飾のカードケースに入った五枚だけのタロットカード。

「はーあ……。それにしても、よくできてんなあ、これ」

 エースのカードはどれもかっこいい。トランプにしてもそうだが、それぞれのマークの象徴となるカードだからだ。

《杖の1》は、金色の槍くらいの長さがある杖で、てっぺんに大きく透明なクリスタルがついていて、その周りにも細かいレリーフが施されている。あの魔術師ルリアの杖らしい。派手で、彼女によく似合いそうだ。

《剣の1》は、真っ赤な剣だ。西洋剣のようだが、刃も柄も赤い。何でできてるのか知らんが、なんとなく金属って感じじゃない。赤い宝石を剣の形にしたように見える。

《杯の1》は、シンプルな銀色のカップだ。モチーフは聖杯だろう。中からきれいな水が溢れている。

《金貨の1》は、これ、どこの通貨なんだろうか。金貨なのに、そこに描かれているのは複雑な魔法陣だ。このカードだけ、周囲に花の絵が描かれている。やけに装飾的だ。

「えっ」

 カードから顔を上げると、そこはどこかの部屋だった。赤い壁紙に、色とりどりのタイルが砕かれて張り合わせられたド派手な床。目の前には小さな白い丸テーブルと椅子。

「なかなかいい部屋ね」

「うわあ!」

 真横にルリアがいた。

「なにびっくりしてるの。って、ああそうか、あんたはびっくりするわよね。魔術師じゃないんだっけ」

「お前はなに当たり前みたいな顔してんだよ」

 こっちはお前の存在にだってまだ慣れてねえってのに。

「だって、魔術師が物質界以外のところに拠点を持つのは当然だもの。ちなみに、ここは創造界という場所よ。その世界の特定の座標を拠点にしたってわけ。本来は魔術師が自力で作り出すものなんだけど、あたしたちの場合は四季たち《ゴラル》の準備した場所を使わせてもらうって形になってるみたいね」

 魔術師っていったいどんな存在なんだよ。次元とか時空とかの存在が量子物理学の観点から真面目に検討されつつあるようだけど、こいつらはそんなもんをとっくに超越してるのか? 言ってやれよ、別世界あるよーって。科学者がかわいそうだろ。

「この部屋はあいつらの趣味か?派手すぎて目がチカチカする」

「違うわ。私の趣味よ」

「お前かよ」

 金髪をかきあげ、きっぱり言うルリア。意外ではないけど。

 確かに派手好きそうではある。よく見たらベッドもある。天蓋つきで、さすがに赤くはないが派手だ。

 突然、ポケットのスマホが振動する。知らない番号からの電話だがこれは……。

『やあ、拠点に着いたようだね、秋月近衛くん』

 やっぱり。

「ここがあんたの言ってた新しい居場所か、グラサン」

『グラサン……。まあいい。そうだ、創造界こそ君の居場所だよ。《金貨の1》カードを見つめると転移するようになっているのだ。驚いたかね?』

「驚いたわ! 言えよ、もったいぶらずに! 説明くらい十秒でできるだろうが!」

 芹沢の笑い声が聞こえる。普通に笑ってる……。

「つーか、ほんとに転移したんだろうな。カードを見たことで催眠にかかって、部屋に来たように錯覚してるだけじゃねえんだろうな」

 俺はまだ外にいて、道端で叫んでいるとかだったらどうしよう。

『本当に転移しているよ。周りから見れば急に消えたようにしか見えないから、拠点に帰るときは慎重に。ああそうだ、今どの部屋にいるか知らないが、君とルリアとフールのそれぞれの部屋と、居間とキッチンと風呂とトイレは完備してある』

「すげえな!」

 ただの空間じゃねえのか。

『なんとwi-fiも飛んでいるぞ』

「wi-fiも!?」

『快適だぞ。私が住みたいくらいだ』

 素で言ってるように聞こえる。まあそうか。下手なマンションより快適だもんな、今の話が本当なら。

「いや、ここって別世界なんだろ。他はともかく、ネットとか繋がってていいのかよ」

 全然隔絶されてねえじゃねえか。だいたい、誰がプロバイダ契約したんだ。

『知らん。我々はただ、そこを快適な空間にしただけだ。ゴラル総出の魔術でな。その結果がそれなのだよ』

「えええ……」

 知らんって。

『人間が魔術のことを何でも知っていると思うな。何でも知っていれば、とっくに世界は我々のものだぞ』

「逆ギレかよ」

 せめて自分が施した魔術の原理くらいは知っておくべきじゃねえかと思うが。

『今日の乱暴の詫びと、フールに見いだされてしまったかわいそうな君へのせめてもの罪滅ぼしだ。ありがたく受け取るがいい。そしてゆるりと休め』

 電話は一方的に切られてしまった。

 横で、ルリアがクスクスと笑っている。

「あんた、面白いわね。あの四季に真っ向からツッコミを入れるなんて。今の、コントみたいだったわ。四季も楽しそうだった」

 確かにあいつも笑ってたけど。

「グラサン……ぷくくくく」

 そこかよ。

「さて、いろいろ見て回ろうじゃない。お風呂もあるのよね?」

 ルリアはすっかりテンションが上がっている。

 白いドアから部屋を出ると、短い廊下があった。正面にも同じような白いドアがあるが、まず短い廊下を右に出てみた。

 そこには広いカウンターキッチンとダイニングがあった。冷蔵庫もある。

 上にダクトがついていて、シンクのデザインも機能的だ。

「ムカつくぐらいオシャレね。色も白で統一されてるし」

「なんでムカつくんだよ。俺たちの部屋だろ。あ、赤くしようとするなよ!」

「チッ」

「絶対するなよ!」

 フリじゃねえからな。

「窓があるな……」

 そこから、部屋に光が取り入れられるようになっている。しかし景色は真っ白だ。純粋な光だけしかない。目が眩まない程度の白い光。

「見てたら不安になってくる……」

 本当に別世界なんだ。

 その窓の近くの白いドアを開けると、普通のフローリングの部屋が広がっていた。

「俺の部屋だ!」

 俺の机と椅子と本棚と本と箪笥がある。そうだ、アパートが空き物件になってたとき、俺の私物どこ行ったんだと思ってたが無事だったのか!

 ただし、畳だった床がフローリングに、万年床がベッドになっている。あと、家具の配置やスペースの取り方も小洒落ている。

「よかった……」

 これは快適そうだ。

 キッチンの角を曲がるともう一つ廊下があって、一つのドアはトイレ、逆側はランドリーと風呂。ドラム式洗濯機まである。意外なことに、ユニットバスではなかった。

「そういえば、フールの部屋もあるとか言ってたが、あいつ、いるのか? 俺の中にいるんじゃねえのかよ」

「ここは精神の世界だから、独立した肉体がなくても存在できるのよ」

そういうもんか。複雑だな。

 該当しそうな部屋か。まだ、ルリアの部屋の向かいを見ていなかった。そのドアを開ける。

「ぎゃああああ!」

 天井から男が縄で逆さ吊りに!

「もー、いきなり悲鳴なんて失礼だなー」

 フールだった。右足首で吊られ、左足は曲げて数字の4を逆さにしたようにしてある。この吊られ方は――

「お前、タロットの《吊られた男》みたいになってるぞ」

「そうだよ。っていうか、これは近衛の潜在意識がそうさせたんじゃーん。他人事みたいに言わないでよね。早く解いて。一日に二回も束縛なんてあんまりだよー」

 縄を解いてやると、フールは頭から落ちた。

「ぶえっ」

 床に倒れたまましばらく起きない。

「だ、大丈夫か? いや、俺もこれくらい予想すべきだった。ごめん」

「いいのー。道化師は滑稽に転んだり失敗したりするものだからー。これぐらい仕事のうちなのー」

 拗ねながら、フールはやっと起き上がった。

「まったくもー。入り込んだとき、完全に浸食できなかったからおかしいとは思ってたんだけどね。でもまさかここまで拒絶するなんてさー」

「入り込んだって、最初に会ったあの夜か?」

 いきなり飛び降りてきて、こいつが踊りながら俺に突進してきた夜のことだ。

「うん。そこで君は君の人格のままだったでしょ? あれがもう想定外だったんだよねー。ボクが入ったらその体は、もうボクの器でしかなくなるはずだったのにさ。ルリアちゃんの召還がなかなかうまくいかずに苦しかったのも、拒絶反応だったんだよ」

 そういえばそんなことを、芹沢とも話していたような気がする。器が特殊だとかなんとか。

「そうだったのね。あたしの魔術が失敗したのかと思ったわ」

 ルリアはほっとしている。あのとき、こいつまで動揺してたのは失敗じゃなかったのにあんな結果になったからだったのか。

 フールの部屋は、まさしくサーカス小屋だ。三角のカラフルな旗が天井を伝っていて、その下にはハンモックがある。そして、床の大部分は円形のステージだ。玉乗りの玉やジャグリングのバトン、ボール、風船など、ピエロの小道具がその辺に散らかっている。そして何より多いのはハットだ。黒と白のものが多いが、それ以外のものもある。帽子かけに引っかかっているのもあるが、大半は床にそのまま積み上げられていて、タワーになっている。フールは、適当に一つ拾い上げて被った。黒だ。色にこだわりはないらしい。

「……で、いろいろありすぎて今までなんとなく放置してきたが、そろそろ説明してもらおうか。お前らが一体何で、何を目的に動いてるのかを」



 俺たちは落ち着いて話すために、なんとなくダイニングに集まって椅子に座った。

「まず、タロットカードの源流について話すわね。現存する全てのデッキは《原典》と呼ばれる世界で最初のデッキから派生したものなの。原典はもう残っていないと考えられているけれど、フールは原典そのものの《愚者》のカードの化身で、私は《魔術師》のカードの化身なの。そして、近衛が受け取った《杖》、《剣》、《杯》、《金貨》のエースはゴラルが原典から模写したレプリカ。ただし、現時点で使い方が分かっているのは《杖》と《金貨》だけね」

 どのタロット教本を読んでも、タロットの源流には諸説あり、はっきりしないと書かれていたが、源流については隠されていたのか。

「なぜ隠されていたのかといえば、私たちが世界の根幹に深く関わっているからよ。今出回ってる占い用カードは、そんな私たちを簡単に図示したものなの。普段近衛たちのいる物質界も、この創造界も、魂と精霊の世界である天界も、私たちみたいな化身がいろいろな概念となって作り上げ、支えてきたの。そんな話、人間は認めたがらないから隠されてきたのよ」

 いきなりスケールのでかい話だな。

「その《原典》ってのはなんで残ってねえんだよ。誰かが燃やしたのか?」

「ああ、便宜的にカードの原典って言ってるけど、概念なんだからもちろんカードじゃないわ。カードにしたのは私たちを見た人間。原典がカードデッキとして現存しない理由はよく分からないけど、私は、原典の化身たちが物質界に溶け込んでしまったからと考えているわ。いろんな概念が物質界の人間を含めた全生物に受け入れられたから、わざわざ独立して存在している意味がなくなったんじゃないかしら」

 なんだかよく分からんが、一度に分かる必要もないかもしれない。ここは流れを切らないでおこう。

「溶け込んだから今は残ってない――それはいいとしよう。なら、なんでお前らは残ってんだよ。矛盾するじゃねえか」

 俺は正面でニヤニヤしているフールを指差した。

 奴は突然机の上に飛び乗ったかと思うと、ポケットから取り出した五つのボールでジャグリングを始めた。

「ヒハハハ! ボクは溶け込まなかったってだけだよ! だってボクの意味は《自由》とか《無所属》なんだもん。どこにも属さない自由な存在が、それ以外に溶け込んじゃおかしいじゃーん?」

 フールの投げたボールは手から逸れて、壁や床や天井を勢いよくランダムに跳ね回った。

「ィイーーハハハハハ!!」

 俺とルリアは机の下に逃げ込んだ。

「ちょっと、やめなさいよバカ!」

 ルリアはまた知らない言語を鋭く叫んだ。すると、机の上がいきなり静かになった。恐る恐る机の下から出て確かめると、奴は氷の像になっていた。ボールも氷塊と化している。

「まったく……。落ち着いて話もできやしないわ。――話を戻すけど、本人の言うとおり、フールはどんな概念にも同化しなかった。だから、本人のままでいられるのよ。そして、この子は他の概念たち――つまり化身たちを、もとの姿に戻すことができるの。私もこの子に戻された一人」

「大アルカナは二十二枚。ってことは、他に二十人はいるってことだよな」

 めんどくせえな。悪魔や死神もいるってことだろ。

「全員が人の姿をしているわけじゃないわ。例えば《運命の輪》は、魔術結社ゴラルとして存在しているの。フールの存在によって輪は本格的に回り出すというわけ。他にも、人以外のものとして存在する化身はあるのよ」

 なるほど。太陽や月がそうなのか。今は普段と違う姿なのかな。

「全てが化身の姿に戻るってことは――《世界》も?」

「そうよ!」

 いきなり大声で叫びながら指をさされた。びっくりした。

「フールが動き出して概念が化身の姿になった今、世界もなんらかの姿をしているはず。つまり、手を触れることができるようになったのよ。魔術師たちは《世界》に触れて、それを手に入れるために魔術をやっていると言っても過言じゃないわ」

「大事だな……。戦争が起こるじゃねえか」

 比喩でなく世界争奪戦になったというわけだ。

「ええ。でも、《世界》を手に入れられるのはフールだけなの」

「はあ?」

 じゃあ、もう決着してるってことか?

「その点では、フールを内在させている近衛と、その近衛を囲ったゴラルが有利ね。でも、フールさえいれば世界に触れられるわけだから――」

「狙われて、奪われる可能性もある」

「その通り。加えてあんたには魔術の心得がない。だから、ゴラルが集中砲火されて壊滅すれば、あんたを守るのはアホのフールと私だけ」

「そいつはまずいな……」

 ん? それだけじゃないはずだ。

「他の化身たちはどう関係してくるんだよ。俺たちが魔術師どもに追われるのを見てるだけか?」

 そうねえ、とルリアはちょっと考え込み、ふとフールのほうを見た。氷が少し溶け始めている。

「正直、他の化身を全部見たわけじゃないから何とも言えないけど、傍観者もいれば参戦してくる化身もいるでしょうね。世界を手にしたいとか戦いたいとか、いろんな理由で。そこは読めないわ」

 確かに、《戦車》や《力》は喧嘩っ早そうだ。《隠者》なんかは最後まで出てこない可能性がある。

「魔術師と、他の厄介な化身とも戦う必要があるわけか。――で、どうやったら《世界》は現れるんだ。全員倒して覚醒する瞬間とかか?」

「それはゲーマーの発想ね。でも、もしかしたらそうかもしれないわ。だって、フールしか触れられないことは決まっていて、現時点で分かりやすく《世界》は現れていないわけだから、フールになんらかの変化があったときだと考えるのが自然かもね」

 氷はだいぶ溶けてテーブルが水浸しになってきた。ルリアが一度手を叩くと、残りの氷塊と水が一気にはじけ飛んで消えた。

「あー、寒っ」

 フールは大きく身震いし、復活した。

「いきなり凍らせないでよ。びっくりしたー」

「あんたが凍ってる間に大方の説明は済んだわ。あんたはいないほうが話が進むわね」

 ルリアはため息とともに髪を掻き上げる。フールは帽子をひっくり返して水を出していた。

「おい、さっきあのグラサンと喋ってるとき、二回目とか言ってたな、お前。以前もこんなことがあったのか? そのとき、世界を手に入れたんじゃなかったのか? お前だけが触れるんだろ」

 フールがまたアホなことをする前に、気になっていたことを訊く。

「おお、もうそこまで聞いたんだ。ルリアちゃん、説明上手ー」

「質問に答えろ、アホ」

 びしょびしょの帽子をかぶって、フールは笑う。

「それがねー、前回はズルをした人がいたんだよーん。その人がボクを封印しちゃったんだ、世界に触る前に。そんでね、その人に関する記憶も消されちゃってー」

 フールとルリアは、大きなため息をついた。

「じゃあ、反則野郎が世界を手にしたってことかよ」

 フールはまた机に上った。俺たちは身構えたが、今度は何も起こらなかった。

「んーん、その人はボクを封印して、全てんだー。化身を全部もとに戻して、争奪戦が起こる前の状態にしちゃったの。――だけどボクに封印なんて通用しなーい。だって束縛大嫌いだもん。根性で破って出てきたの! えっへん!」

 魔術とか世界の話をしといて根性って……。

「そいつ、何者なんだ? まさか化身の一人か?」

 そんなちゃぶ台返しができそうなカードは、それこそ《世界》か《審判》か。

「わかんない。多分化身じゃないよー。誰かは分かんないけどね」

「なんだそりゃ」

 肝心なことが不明だ。そいつさえシメれば、他の厄介な奴らと戦う必要もなさそうなのに。

「でもねー、今回ばっかりはボクの力で世界に触るんだぁ」

 フールは嘘くさいガッツポーズで決意を新たにしている、らしい。

「そんなことに、俺は巻き込まれたわけか」

「うん。無所属だからがなくってさー。肉体にも所属してないからね。誰かから借りるしかなかったの。ごめーんねっ」

 かわいく謝られると腹が立つ。

 はいはい、とルリアが俺たちをいなすように声をかけた。

「――悪いけど、戦いは明日から。今日は休むわよ。フールは早くお風呂入んなさい。私も後で入るわ。近衛は晩ごはんの買い出しお願い」

 急に現実的なことを言われて拍子抜けする。

「いきなりお母さんみたいなこと言うなよ。つーかどうやって外に出ればいいんだ」

「あたしの部屋に水晶玉があるわ。それ、地図になってるから見つめてればそこに着くわよ」

 なんだその便利なシステム。おもしれー、さっそく見てみよう。

 ルリアはフールを風呂に押していく。シャンプーを嫌がる犬と飼い主か。

 赤い部屋の丸テーブルには確かに水晶玉があった。

 あった、が――

「おい、これ検索はどうするんだよー!」

 叫ぶと、向こうから返事が返ってきた。

「あーもう面倒くさいわねー! そっち行くから待ってなさい! こらフール、ふざけてると今度は焼くわよ!」







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