私の「書く」環境 「推敲」
大事ですね。推敲。
過去にも取り上げましたが、ゲームで二度の移植を経ても誤植が出る事はある。
一体どれだけの人間がそれを見て気が付かなかったのか。
むしろこれだけ見つからなかったんだから、お客さんも気が付かなかったのではないか? とさえ思う。
出版社レベルですら出る事はありましたからね。
最近はあまり聞かないですが。
兼人録「誤植が見つけられない」でも取り上げていますが、本人には見つけられません。
書いて直ぐはまず無理と思った方がいい。
もちろん個人差はありますが。
僕の経験から言えば、思い入れがあるほど、その物語が好きなほどに誤植は混ざる。
なぜなら物語がほぼほぼ頭の中に入ってるからです。
そらで暗唱できるくらい。
暗唱する文章には誤植ないです。そりゃそうです。
書いた物を読んでいるつもりでも、実際には暗唱しているだけなので誤植を見つけられないのです。
カルタのように頭の数文字見たらもう次の文章は頭に浮かぶのです。読んでいるつもりでも実際には読んでいない。
それでも推敲して誤植は無くしておかなければなりません。
しかし上記の特性を理解してないと正しい推敲はできません。
暗唱力が長けているのに、何度も何度も見直す事は余計記憶を確かなものにして見つけにくくするだけです。
なのでまずコツの一つは時間をおいて読み返す事。
よく言われる事ですね。
しかし公募前など時間が無い時は無理な手法です。
次に縦書きモードにする。
形を変える事で、「暗唱」から「読む」行動に移る事があります。
類似に形式を変える(僕の場合はWEB化など)、印刷する、などがある。
これも個人差はありますが、そこそこ有効です。
そして音声読み上げソフト。
私の中ではもっとも有用な方法でしょうか。
一番発見してくれる。
たまに変な読み方しますが、変になった所は確認するのでね。
単語登録しておけばより使い良くなります。
あとは、
兼人録「誤植が見つけられない」でも紹介している誤植検出ツール。
これは有用というより基本です。
定期的に、投稿前にかけるというのは習慣づけるべきものです。
空白や三点リーダー、括弧など。
当たり前の物や、表記揺れ、統一、よくやる誤植は普通に見つけてくれる。
実際、ほんのちょっと修正だから、とツール通さずに誤植入った事もありました。
ちょっとツール通しておけば確実に発見できたものです。
それで読む人の心証がちょっとでも悪くなったかと思うと悔やんでも悔やみきれない。
WEB用よりアプリ版の方が便利です。
バッチ実行するだけで出てきます。
誤植もそうですが、長い一文をリストしてくれるのも便利です。
それでも過去の物を見返せば、「ここ直したい」というのはいくらでも出てきます。
それは自身のスキルが向上していたり、表現の幅が広がっていたり、作風そのものに変化があったりと、単純な間違いだけではありませんので。
なので推敲が完璧なんて事はありません。
たまに感想なんかで「推敲不足」とだけ書く人いるんですけど、
何の参考にもならないんですね。
実際には人に読んでもらえる事以上の推敲はありません。
(公開という意味ではありません。公開前にやるのが推敲なので)
近しい所に最終チェックをしてくれる人がいるのは、物書きにとって重要な事ですよ。
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