製作委員会

 映画やアニメなどで「~製作委員会」とか表示されますね。


 最近ではほとんどの映像で取り入れられていますが、これは製作における体制なのですが、


 表記を一括で済ませられるという利点もあります。


 ゲームでも立ち上げるとタイトルが出るまでに、音響ライブラリ、3Dエンジン、ディスクアクセスシステムなどのライブラリ群のロゴが延々と表示されたりします。


 これらのロゴの表示方法には規定がありまして、


 他社のロゴと一緒に出してはいけない。

 ~秒以上画面に表示しなくてはならない。

 ロゴを加工、変更してはいけない。

 スキップできるようにしてはならない。


 などなど、非常にデリケートです。


 アニメなどは関係する会社が多くなると、始まるまで数分間延々とロゴだけになってしまう。


 まとめて表記する場合もありますが、まるで契約書みたいな絵になります。そもそもそんなモン出しても見るわけない。



 とあるアニメで、それではあんまりなので、一社一社表記を出さないようにしてもらっていいか、と交渉して回りました。


 ほとんどの会社はそういう事なら、と快く了承してくれたのですが、一社のみダメです、と断られました。


 結局その一社だけ、初めにロゴが表示される。


 そうなったら大変だ。他の会社は黙っていないです。


 ゴネればよかったの? じゃあゴネるよ。と揉めに揉めた。


 そんなわけで現在は「~製作委員会」の表記で統一する事で同意されています。



 しかしゲームではまだまだその域に達しておらず、開始前に長々とロゴ見せられる物も少なくない。


 僕は、電源入れてから、もういいだろう、という頃までテレビつけてますからね。

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