誤植が見つけられない
僕は公私共に長い事文章を書いていますが、
未だ誤植を直すのが苦手なのです。
誤植と言うのは自分では発見できない。
『ゲームのお仕事』でも取りあげているように、
一度書いた物を読み返しても、書いたと記憶している物を呼び起こしているだけなのです。
それは本を読む時も同じで、一度読み間違えてしまった単語は以後ずっとその間違いに気づかない。
それは脳の機能が優れているからであって、決して劣っているからではない。
しかし納品物は商品となるものです。
脳が優れているから間違いが多いですなんて言い訳は通用しない。
誤植は直さなくてはならない。
しかし何度見返した所で、認識した物に間違いがないのだから発見する事が出来ない。
発見はするのですが、実際にある誤植の5つに1つくらいの精度です。
表示を変えて見直す。音読する。読み上げソフトを使う。といくつか手法がありますが、当時はまだよくしらなかったし、読み上げソフトもありませんでした。
そんな中で、仕事の効率を上げる方法を持たない、いわゆる脳内補間の能力を持たない人間は、誤植を発見する名人になるわけです。
実際そういう人間は仕事効率は悪い。
脳内で手順を最適化する能力を持っていないのですから。
しかしそういう人間は、誤植がある事を取り上げて、いかに僕が確認を怠っているか、まじめに仕事をしていないかという事にすり替えて指摘してくる。
仕事の効率化というのは直に目に見えるものではない。
しかも僕の場合は、プログラム作業の方も平行してやっている。
ただ読み返す時間を取る事も難しい。
そういう連中よりも下であるかのように見られ、とてもくやしい思いをしました。
もういっその事、書くのを止めてやろうか。プログラム一本に絞った方がよいのではないかと悩みました。
しかしそういう連中が書くものは、本当に所詮その程度の物で、実際に発売後、ユーザーの反応が悪くても「こいつら何も分かってないな」「最近のユーザーレベル低すぎる」で済ますのです。
それに異議を唱えようとしても、誤植の多い僕には口を出す権利がありません。
これでいいのか?
こんな事でいいのか?
どうしたらいいのか分からず思い悩んでいました。
そんな時に出会ったのがこのサイトです。
http://yyp.jp/cgi-bin/checkTxt/checkTxt.cgi
このサイトに文章を張り付けるだけで、一般的な誤植は全てリストアップしてくれます。
検出されない誤植も登録して、次回から検出する事ができるようになる、どんどんと成長させる事ができるツールです。
しかも無料。
皆で使う事で誤植発見率が増え、今ではかなり強力に見つけてくれるツールになっています。
これのおかげで、誤植率は格段に減り、連中を見返す事が出来ました。
今ではなくてはならないツールになっています。
みなさんにもぜひ使って頂いて、このサイトを知らない人達に差をつけてやりましょう。
という宣伝のサイトや番組って結構多いですけど、本当に効果あるんでしょうかね?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます