3Dはどうなってるの?
ゲームは目に悪い、というのは必ずしも言えない事ですが、
3Dのゲームは逆に目に良い物です。
というより3Dステレオグラムに視力矯正効果があるのです。
なのでポリゴンゲームの事ではありません。
3DSなんかでも、あまりよく見えない人や、ちっとも3Dに見えない、なんて人もいますが、そういう人は3Dに見えるように努力する事です。
結局視力と言うのは目のピントを思うままに調節できる能力の事なので、
3Dに見えるように目を凝らし、ピントを調節しようと努力する事が、視力矯正に有効なのです。
もちろん疲れるのでやりすぎは禁物ですが。
しかし、なぜ立体に見えるのか、というのはご存知でしょうか。
実は大昔からステレオグラムは存在して、古くは雑誌の付録のような赤青の3Dメガネですね。
あれも同じ理屈で、それが現代の技術で高度化しただけのものです。
早い話が、右目に右目で視た映像、左目に左目で視た映像をそれぞれ見せると、脳が勝手に裸眼で視たと錯覚して脳内で立体に変換してくれてるんですね。
要はカメラを2つ、目に見立てて横に並べて撮影して、それぞれの目に見せれば裸眼で視た時と同じように見えるのです。
赤青の3Dメガネは赤いフィルターごしには赤い絵が見えず青い絵だけが見え、青はその逆。
赤青の絵はそれぞれ右左の目で見た画像になっているのです。ちなみに僕は赤青の絵が3Dに見えたと実感した事はありません。
映画ではそれぞれ波長の違う映像を交互に出し、それぞれの光だけを通すレンズのメガネで視ています。
だから3D映画は普通と比べて暗いのです。実質光量が半分になりますから。
3DSは? というと右から見た時と左から見た時で絵が変わる、よく昔お菓子のオマケについていたような物がありますが、基本あれと同じ理屈で左右の目に違う映像を見せています。だから正面から見ないといけない(今はかなり性能上がってますが)。
ここでおや? と思った人はさすがです。
3DSは要するに画面を2枚作っているのです。
普通でも3Dのゲームはメモリだポリゴン数だ処理速度だの様々な問題を抱えているのに、それを2枚!?
だからあまり解像度を上げられない。3DSなのに3Dじゃない、という時は裏にメモリ事情があったりします。
しかし3DSで面倒なのは実は2Dの素材だったりします。
要はメッセージとか、メニューとか、アイコンとか。ゲームにはポリゴンだけでなく、ヒットポイントなどのパラメータが表示されていますね。
それはどこになるの!?
というものです。
手前には違いないんですが、どのくらい手前ならいいのか? めいっぱい手前だと見難いし、奥だとポリゴンを抉ってしまうかもしれない。
3D化は何も面倒な事はない。機械が勝手にやってくれるものだし、3Dに見るのは人間の脳です。
その中に2Dを混ぜる事が意外に障害だったりする話。
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