僕のシナリオの書き方

 僕のシナリオの書き方は、


 ひとえに強力なイメージ力で持って目の前に世界やキャラクターを作り出し、動き出した世界を観察して記録する。


 です。


 大仰に書きましたが、実は誰にでも出来る事です。


 はい。要するに夢を見る事です。


 幻想を抱くとか、目標を持つとかではなく、リアルに眠っている時に見るアレです。


 何を言っているのか、というかなぜそんな考えに至ったのかというには、幼少の頃に見た夢の話に遡ります。


 ある日、宿題をやっている夢を見ました。


 掛け算の問題をひたすら解いている夢です。


 夢の中で筆算を使ってノートにひたすら答えを書いているわけです。


 そこでハッと目が覚める。


 なんで寝ている時にまで宿題せにゃならんのだ、というもんですが、そこである事に気が付く。


 夢の中で、3桁×2桁の筆算をやっていたわけだけど、それって結局頭の中でやってたんだよな?


 夢の中ではノートがあって、それに一つ一つ数字を書き込んでいたけど、布団の中にいる現実の僕はそんな物は持っていない。


 要するに僕は今、3桁×2桁の掛け算を何気に暗算でやっていたわけだ。


 おそらくは桁数が増えればそのうち限界がきて、夢の中で適当に帳尻併せられるんだろうけれど、3桁×2桁程度ならしっかり暗算できるわけだ。


 起きた直後に結構意識がはっきりしたので、しっかり数字を書き込んでいた事をしっかり覚えていた。


 これを普段から自在に扱えるようになれば、すごい事なのではないか?


 と思ったのがキッカケ。


 要はイメージする力。


 掛け算が暗算でできるようになっても、世界ビックリ人間ショーに出られるくらいで、別に興味はない。

 そこでイメージする力を鍛える事にして、脳のポテンシャルを上げてみようと考えた。


 その方法についてはまだ最初なので企業秘密という事にして、そのうち公開するかもしれません。


 そんな事があって、シナリオを書く際には、脳を限りなく睡眠状態に近づけてイメージする力をフル活動させての執筆です。


 すごい事を発見した……、みたいに書きましたが、実は割とみんなやってます。


 疲弊して、極限状態にまで追い込まれた時に、神が降りてくる、なんてのは正にそれ。


 クリエイターなら一度や二度は体験し、皆思い思いの方法でそれをモノにしてきていると思います。


 僕の場合は、少しだけ人に説明しやすいだろうか、という程度。


 ただ布団の中で限りなく睡眠状態に持っていく……、とホントに寝てしまうので注意が必要です。

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