二十一日目

そういえば忘れてたけど神父に言われたのがきっかけだったんだよなぁ。この間のアレ。

一応報告に行っておこう。

と協会に行くと煙草をふかしながら新聞を読んでいる神父がいた。

流石にまずいんではないだろうか、などと思ったが、よくよく考えれば普段からこんなもんだった気がする。

報告すればもう知っているといわれ、奥に引っ込んだ。と、すぐに出てきて手には瓶が。

お疲れさんという労いの言葉と共にそれを押し付けるように渡される。

高級ウイスキー、彼の蒐集品だろう。

ありがたく受け取り、二人で飲むことにした。

そういえばここ数日飲んでいなかったな。

久しぶりに飲んだ酒はいつも以上に旨かった。

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