4・人間補欠合格(3)

 弾丸のような雨粒に打たれ、もはや体中濡れていない場所などない。だが、もうそんなことは気にならない。俺はもっとずぶ濡れになって死ぬのだ。

 走って走って、ようやくたどり着いたところは、先日散歩に訪れた玉川上水だった。柵に手を掛け、息を整える。雨粒と一緒に都会の湿って煤けた空気が、俺の肺を出入りした。柵から見下ろすと、この土砂降りで増水した、いつもの穏やかな小川とはまるで表情の違う茶色の濁流が眼下にあった。

 兄貴、心配してくれた兄貴。そして俺の成功を祈っていてくれた両親。

 収入のおぼつかない俺を思って仕事を紹介してくれると言っていた親友たち。

 編集の西上氏。才能のない俺になんだかんだとアドバイスをしてくれたが、俺はそれを聞かなかった。馬鹿なプライドを持ったおかげで、俺は彼に失礼をしてしまった。

 晃昭先生。痔になれ。

 吉川さんとイケメン店長。呪われろ。

 オタク大学生の二人、学問に励み、将来の日本を担え。

 遊佐さん、いい就職先を見つけたまえ。

 死神。そう、死神。なんだってあんなに邪魔をした。俺をちょっと好きだと言ってくれたが、ちょっとでも「好き」と言ってくれたのは、結局は貴様だけだった。貴様とは別の形で出会いたかったよ。

 みんな、すまん。世話になった。兄貴、親父、お袋、親友たち、西上氏、晃昭先生、吉川さん、店長、オタク学生の二人、遊佐さん、そして死神。憎い奴も好きな奴もみんなまとめて、ご多幸をお祈りする。

 俺を無へ誘ってくれるであろう、玉川上水の濁流。もはや俺を愛してくれるのはこの茶色い濁流だけなのだ。俺は柵を乗り越えるべく、足をかけた。死ぬにあたって拝みはしない。もう俺は地獄はおろか、天国に生まれ変わることも希望しない。まして、また人間に生まれ変わるなどまっぴら御免だ。無になりたい。とことん無になりたい。神よ、もしお慈悲を下さるならば、俺を消してくれ。


 世界よ、いざ、さらば!


 だが、俺の意志に反して、体は小川とは逆の方に引き寄せられていった。なんのことはない、ワイシャツの襟首を掴んだ誰かが、俺を柵から引きずり下ろしているのだった。

「いてっ!」

 乱暴に引きずり下ろされて、俺は泥の中に尻餅をついた。俺にこんなことをする奴は一人しかない。

「くそっ、また死神か。貴様いいかげんに」

 顔を上げて相手を確認して、俺は言葉に詰まった。そこにいたのは、俺の予想だにしない人物だったからだ。

「遊佐……さん?」

 彼女は傘も差さず、白いブラウスに黒いスラックス、黒いエプロンという店の制服そのままの姿で、ずぶ濡れになって肩で荒い息を繰り返していた。美しい黒髪が頬に張り付き、俺を見下ろす美しい切れ長の瞳は得体の知れない炎に燃えて俺を見下ろしていた。

「わざわざ追ってきたのか、邪魔しないでくれたまえ!」

 立ち上がりざま文句を言うと、俺の右頬に鈍い痛みが走る。彼女が、俺を殴ったのだった。しかも、この頭の奥までずしんと響く痛みはパーじゃない。グーだ。

 聖書には「右の頬を打たれたら左の頬も出しなさい」とあるが、俺はそれを実践した。とは言っても意識したわけではない。ただ彼女の追撃から逃れようとして、偶然逆を向いただけのことだった。そこにもまた細い拳が振り下ろされる。

「ちょ、やめ」

 やめてくれ。そう言おうとして正面を向いたが、今度は俺の鼻っ面に向かって、彼女が見事なストレートをかました。その衝撃で俺はのけぞり、柵の上から大きく体をはみ出させる形となった。

「ちょ、ちょ、落ちる落ちる、おーちーるー!」

 遊佐さんは俺の襟首を掴んでぐいっと引き戻し、やっと一息ついたように、大きな深呼吸をした。俺の後を追ってすぐさま飛び出してきたのだろう。店からここまで数百メートルはある。俺はそこを全力疾走したつもりだった。遊佐さんも疲労の色を隠せないが、それでも毅然と胸を張った。

「殴ったことは謝りません。いいかげんにしてください。もう三度目でしょ」

「な、なぜ」

 知っているんだ。

 声にはならなかった。かわりに、俺の鼻から生暖かいものがつつっと滑り出た。手の甲で拭うと、赤い液体が雨に滲んで曖昧に流れ去っていった。

「華厳の滝とガスに関しては、先輩の文学と哲学から来る自決だと認めます。でも、今回はまったく衝動的な、命を粗末にするだけの、ただの自殺です」

 彼女がなぜ華厳の滝とガスのことを知っているのか、それはとりあえず横に置いておくこととした。ただ、おそらく彼女は全てを知っている。そう思って、俺はふっと荒い溜め息をついた。

「君に何がわかるというんだ。俺は誰にも必要とはされていないのだぞ。そんな人間の悲しさが、君にわかるものか。現に、見たまえ。吉川さんには袖にされ、小説は売れない。どんなに粋がったところで、所詮はフリーターだ。才能がないのだよ、俺には才能がないのだよ。小説も、生きることについても、ひとつも才能がないのだよ!」

「先輩は思いの外、馬鹿ですね。一体誰が先輩に才能がないなんて言ったんですか。先輩、この前、わたしに偉そうに説教してくれましたよね。才能を活かすためには努力をしなければならないって。先輩は、それをしましたか?」

「し、したとも、努力ならいくらでもした。しかし、努力しても開かない才能は、もはや才能ではないんだ」

「だ、か、ら。誰が才能がないなんて言ったんですか。晃昭錬太郎さんにそう言われましたか。それとも編集の西上さんですか」

 晃昭先生は有名な作家だからともかく、編集の西上氏の名前まで出てきたことには驚いた。よもや死神の正体は遊佐さんだったのではないかと思ったが、即座にそれは違うと思い直す。どちらも美人には違いないが、似ているのは髪型だけで、身長からして違う。

「き、君は一体どこまで知っているのだ」

「少なくとも、先輩が想像してる以上に先輩のことを知っています。それとも、わたしもウサギさんって呼びましょうか」

「ウサギ? そ、そこまで……ああ、呼びたまえ。そうとも、俺はウサギだ。鳴かないし、飛ばない。鳴きたいのに鳴けない、飛びたいのに飛べないのだ」

「いいえ、ウサギだって鳴きます。わたし、飼ったことがあるから知ってます。先輩が本当に鳴かないし、飛ばない人なら、ウサギに対して失礼です。鳴こうと思えばいつだって鳴けるんですよ、先輩は。だから、先輩は、ウサギなんです!」


 ――ウサギさん、ウサギだって鳴くんだよ。


 蘇ったのは、初めて死神と出会った日、別れ際に言われた言葉だった。それを思い出すと同時に、ここ最近のことが堰を切ったように次々とあふれ出す。

「いやぁ、君がまだものを書いていたとは知らなかったねぇ」もう何年も会っていなかった晃昭先生は、俺の顔も名前も覚えていた。一体どうして。

「売る気があるなら売れるもん書いてくれないと困るよ。文章は上手いんだからもったいないと思うなぁ」最後に西上氏と会った時、彼はそう言っていた。

「お前の小説、ありゃ売れねえよ」先日兄貴が押しかけた時に言われた言葉だ。だが、読書家の兄貴はただ「売れない」と言っただけで「才能がない」とは最後まで決して言わなかった。

 言われてみれば、誰も「お前には才能がない」とは言っていないのだった。そう言われることは、作家にとっての最後通牒と言える。だが、誰もその最後通牒を俺に突きつけなかった。

「先輩、ねえ、先輩!」

 遊佐さんが俺の胸を叩く。相変わらず、空は土砂降りだった。空に鳴り渡る雷も、雷光と雷鳴の時間差が短くなっていた。

「そもそも才能のない人に新人賞が獲れますか? 先輩、小説を書きましょう。自分では気づいていないだけで、先輩の頭の中は才能で充ち満ちているんです。ただ、今までの先輩の文学では先輩の才能が活かせないだけだったんです。わたし、読みました。先輩の本、二冊とも読みました。どうして才能のない人にあんな文章が書けるんですか。次こそはきっと、晃昭錬太郎さんも編集の西上さんも、あっと驚くような小説ができます!」

「なぜ君はそう言い切れるんだ」

「わたしが手伝うからです。わたし、言いましたよね。マイナスにマイナスを掛けるとプラスになるんです。それを、しましょう!」

 突然、世界が真っ白に染まった。一瞬、思考が飛ぶ。刹那も置かずに、腹の底がひっくり返るような轟音が轟いた。どこか近くに雷が落ちたらしい。

「どうして、どうして君はそこまでしてくれるのだ。一体どんな筋合いがあって。俺は人間失格なんだ!」

「好きでもない人にこんなこと言うわけないでしょう。好きなんですよ。わたし、先輩のことが好きなんです! 小説が売れなくてもいい、どんな女に愛されなくてもいい。でも、わたしが先輩を好きでいる限り、先輩は、人間補欠合格です!」

 その言葉は、俺の胸に届くまで少々の時間が必要だった。そして、その意味を理解したとき、その言葉は俺の耳の奥で至近距離の落雷よりも大きな衝撃を持って蘇った。

「な、いや、あの、その……」

「意外でしたか」

「い、意外も意外だ。君はまったくそんな素振りは見せていなかったじゃないか」

「当然です。先輩、覚えてるでしょ。わたしと恋愛関係で関わった男の人はみんな不幸になるんです。わたし、先輩のことを不幸にするのが怖かったんです。だから、どうしても言い出せませんでした。でも、もう迷いません。わたし、先輩が好きです」

 いたのか、ここにいたのか。俺の才能を認めて、必要としてくれる人が。

「そうだったのか。すまなかった、俺はそんな君の気も知らずに」

 そして、その事実を知った今、愛されているうちに消えるよりも愛されているからこそ存在し続ける方がより意義あるのではないかと思ってしまった。自分のためではない、自分を愛してくれる人のために。

 要するに、愛を得た途端に命が惜しくなったのだった。

「ぃよぉし!」

 いよいよ俺は覚悟を決めた。今度は死ぬ覚悟ではない。

「なに、俺は三度も自殺未遂をしたのだ、これ以上不幸になる方が難しい」

 生きる覚悟を、決めた。少なくとも一人、ここに俺を必要としてくれる人がいるならば、俺は生きてみようと決めた。

「よし、新しい小説を書こう。萌え小説だ!」

「萌え……本当ですか!」

 遊佐さんが目を見開く。それは驚きのような、それでいて嬉しさのような、いや、期待も込められているのだろう。まるで喜びの塊のようなその笑顔に、俺は背筋を伸ばす。

「ああ、本当だとも。実はもう、少しだけ書き進めているんだ、今度こそ絶対に売れるぞ」

「そうですか! それじゃあ、ちょっと早いですけど、わたしも約束を果たします」

「約束?」

「ええ、約束です。わたしの名前、教えてあげます」

「遊佐さんの名前? いや、知っているが……えっ?」

 なぜ、いきなり彼女が改めて名前を教えると言うのか。最初は意味がわからなかった。だが、近くで雷が鳴った時、俺の中で一つの思い出が蘇る。それは、便箋一枚程度の短い手紙のことである。

「まさか、いやしかし……君はあの手紙の」

「ええ。覚えてて貰えましたか、わたしの手紙。最初は高校生でした。二度目は、大学に入ったばかりです」

「あの手紙の。そうか、君がそうだったのか!」

 これは、今日一番の驚きだ。

 俺宛ての、数少ないファンレター。『次こそ面白い小説を書いてくれたら、わたしの名前を教えます。』その中に、そう締めくくられた手紙が一つあったっけ。たしか、遊佐さんはいま二十四歳。最初に本を出版したのが七年前だから、たしかに計算は合う。だが、疑問は残る。

「しかし、なぜ君は俺のことを気づいたんだい。一体いつから?」

「二年前、初めてお会いした時からです」

「そりゃまた、一体どうして気づいたんだ……ぶえっくしょん!」

「冷えましたね」

「ああ、これでは風邪をひいてしまう」

「少し暖まりましょうか」

 そう言って、遊佐さんは俺の肩を優しく抱いた。相変わらず豪雨は続いている。もう、俺は何も考えなかった。もう二度と得ることのできないと思っていた人の温もりを、俺は二度と離すまいと抱き返す。


 しばらく二人でそうしていた。だが、俺の脳裏にもう一つ、すっかり忘れていた人物の顔が蘇った。

 死神! こんな場面にはいつも現れて邪魔してくれた死神は、一体どうして今回に限って現れなかったのだろうか。もしかしたら、どこかから覗き見でもしているのではないか。

 遊佐さんを抱きしめたまま、辺りを見回す。

 案の定だった。死神は対岸の木陰から、女の子らしからぬ黒い傘を差してこちらをじっと見つめていた。俺と死神の目が合った。声を掛けようかと思った。しかし、いつもへらへら笑っていた彼女の、いつになく真剣なまなざしに、俺は何も言えなかった。

 ふと、死神が動いた。傘を握った手とは反対の手をゆっくりと挙げ、白い手のひらを小さく振った。

「ばいばい」

 声は聞こえなかったが、口はそう動いたように思う。そして彼女は、くるりとこちらに背を向けて、大雨に霞む路地に消えた。

 遊佐さんを抱きしめながら、俺はしばらく死神の消えた路地を見つめていた。しかし、二人同時に大きなくしゃみが飛び出した時、ふと我に返った。

「そ、そろそろ移動しないか」

 大雨の中でずっとこうしているわけにもいくまい。相変わらず雷も鳴っている。

「どこへ行くんですか?」

「こんなふうに飛び出した以上は、二度と店には戻れんだろう」

「そう、ですよね」

 俺の肩を握ったまま、遊佐さんが一歩下がる。美しい黒髪は濡れそぼり、華奢な肩がぶるりと震える。今すぐにでもどこかで暖を取らなければ健康に関わるだろう。

 だが、店に戻る気には当然なれなかった。こんなふうに飛び出して戻るのはばつが悪い。おまけに、あそこには俺をしこたま傷つけてくれた店長と吉川さんがいるのだ。

「うん、戻れない……戻れはせんよなぁ……。そうとも、このまま辞めてやるのだ。あんな店、二度と戻ってやるものか!」

 バランスが崩れた。マイナスとマイナスは掛ければプラスになるが、マイナスしかなければプラスにはなりようがない。

 俺が叫ぶと同時に、それをかき消すように辺りが真っ白に染まる。そして、間髪を置かない轟音。雷だ。

「うわぁ」「きゃあ!」

 俺と遊佐さんはどちらからともなく抱き合い、音のした方を向いた。

「あ、あの、あっちって」

「ああ、店の方角……だな」


 その後、俺たちが向かったのは遊佐さんのマンションだった。俺のアパートの方が近かったのだが、いかんせん、あのボロアパートには風呂が付いていない。

 しかし読者諸賢、不埒な想像を起こしてはならない。俺は三つの理由から、遊佐さんには手を出さなかったし、そのつもりもなかった。

 一つは、今日の今日でいきなりソレはないだろうと思ったこと。ものごとには順序と段階というものがある。

 もう一つは、まだ正式に付き合い始めたわけではないこと。付き合ってもいないうちにに及ぶことはいけない。まして求めるなどは紳士の行いではない。

 そして一つは、彼女のマンションにご両親がいらしたことである。遊佐さんは一人暮らしではなかったのだ。

 ともあれ、風呂を借りて体を解凍したことで、ようやく身も心も落ち着くことができた。ご両親はいきなりずぶ濡れの娘が仕事着のまま帰ってきたことと、しかも男連れであったことに大層驚いているご様子だったが、そこは遊佐さんが丁寧に事情を説明してくれたことで、俺は再び雨の中へ追い返されずに済んだのだった。俺を見た時の父上の顔は一生忘れられぬ。

 実に恐縮なことに、服を洗濯していただいている間は父上がジャージを貸してくださり、リビングで母上が温かいコーヒーを出してくださった。なんとも親切な家族である。

 そこへ、部屋着に着替えた遊佐さんが二冊の本を持って現れた。湯上がりで上気した頬にラフなTシャツの遊佐さんは初めて見るが、普段の油断を見せない、知的で清楚な彼女の姿とは違って、新鮮であった。

「先輩、ほら」

 遊佐さんは、本の裏表紙を開いてみせた。そこには確かに、俺の顔写真がある。頬杖をつき、斜に構えた、多分に芥川龍之介を意識した姿だった。

「もうわかった、早く仕舞ってくれたまえ、恥ずかしいじゃないか。なるほど、それで君は初めて俺を見て、正体を見破ったのだね」

 遊佐さんは、くすくす笑いながら本を閉じた。遊佐さんがそんなふうに笑うことは本当に少ない。珍しい屈託のない笑顔に埋蔵金を掘り当てたような気持ちになる。

「でも、この頃に比べると、ちょっと老けましたね」

「失敬な、まだ三十前だ。だが、考えてみると、俺はそんなになるまで新作を出版していなかったのだなぁ」

「ほう、この本の作者さんでしたか」

 いまだ警戒の表情を緩めない父上が、俺の本を覗き込む。

「読ませてもらったことがあるが、実に優れた作家さんだと思いました。三冊目を期待していたのは娘だけではありません」

「お恥ずかしい。しかし娘さんの荒療治のおかげで、自分はこのままではいかんのだと気づくことができたのです。三冊目はもうすぐかと思いますが、これまでのようなものをご期待なされると、がっかりされるかもしれませんぞ」

「それはそれで、楽しみですなぁ」

 父上が俺にタバコを差し出してくださったので、遠慮なくいただいた。紫煙を胸一杯に吸い込んで、俺は「そうだ」と遊佐さんを振り向いた。

「そういえば、俺はどうしてこうなったのか、これまでの顛末をまったく知らないのだ。この際だから教えてくれないか?」

 そう言うと、遊佐さんは「ちょっと長くなります」と前置きして話し始めた。

 ここからは、俺の伝聞よりも遊佐さんに語って貰った方が読者諸賢もわかりやすいであろう。従って、ここからしばらく語り手は遊佐さんにお譲りすることとする。

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