裂鎖解放の戦機ラルキュタス

登場勢力

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〈各勢力〉（地球）

①地球統合政府

地球上の全ての政府を統合した新政府組織。

太平洋上のメガフロート〝インフィニティ・ポリス〟に首都が置かれている。

しかし、東ユーラシア連邦とＵＳＮａＳＡの２大国によって二分されている他、資源利権を牛耳る大企業の干渉により、議会や正規軍ＵＧＦの腐敗、機能不全が進行している。

・東ユーラシア連邦

中国、ロシア、東南アジア諸国を中心とした連合国家。世界最大の経済大国であり、〈ドルジ〉他人類圏全体に影響力を持つ企業が数多く属している。

政治的・経済的中心地として上海を定めている。

・ＵＳＮａＳＡ

南北アメリカ諸国を中心とした連合国家。当初は南北アメリカ諸国のみだったが、現在では、旧西側同盟国も加盟し、南北アメリカ大陸、ヨーロッパ西側の一部、西アジア、一部アフリカも勢力圏に持つ。

首都はリバティシティに置かれていた。

・中立諸国経済連携組織（通称〝ニュートラル〟）

東ユーラシア、ＵＳＮａＳＡのいずれにも属さない、もしくは入り零れた国家によって構成される経済連携同盟。

フランス、オセアニア経済同盟を中心に各地域の複数の国家が加盟している。

ＵＳＮａＳＡに加盟できず、その庇護を失った日本もここに属している。

フランス、パリに本部が置かれている。

地球統合政府内での発言権は無いに等しい。

・ドルジ

地球・東ユーラシアに本社を置く、巨大複合企業グループ。

地球全土の他、宇宙においても宇宙植民都市建設、資源開発等の莫大な利権を有しており、人類圏のカネの流れが地球へと集中する現在の経済システムを作り上げた。

その圧倒的経済力から地球統合政府・ＵＧＦに対し多大な影響力を行使しており、ダウングレードされていない型落ちした戦闘用デベルを数多く所有する他、国際法上・倫理上違法とされるステラノイドの製造・酷使を行っている。

現会長はズワール・ガラ。

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〈各勢力〉（宇宙）

・リベルター

宇宙植民都市、宙間航路上で活動する私設軍隊。

腐敗や機能不全が進行し、治安維持機能が著しく低下したＵＧＦ宇宙艦隊に代わり宇宙居住者の財産・権利を保護するために設立され、

　一つ、宇宙植民都市を地球から政治的・経済的に独立させること。

　一つ、宇宙移住者たちの安全を確保し秩序を取り戻すこと。

　一つ、人類がこれまで築き上げてきた、正義と道徳を執行すること。

を活動理念とする。

宇宙植民都市の新興富裕層のバックアップの他、腐敗が進行する地球統合政府やＵＧＦの現状を憂い憤った元ＵＧＦ軍人が数多く入隊しており、また独自の技術開発能力からＵＧＦに引けを取らない戦闘力を有する。

・ニューコペルニクス市

省略してＮＣ市と呼ばれることもある、月面の自治植民都市。

他の月面都市同様、ヘリウム３αや工業製品の輸出で経済を成り立たせているが地球優位の経済協定により十分な利益を出せないでいる結果、貧困が広がりつつあり、リベルター幹部でもある新市長シアベルによる救貧政策で辛うじて破綻を免れている状況が続いている。

そのため、地球からの政治的・経済的な独立に関する機運が極めて高い。