第3話 100年間の月日
「さっきまで、ここには誰もいなかったはず、それにこの子は・・・人間でしょうか?
でも、この世界に、人間が入れるはずがないのですが・・・
一体、どうなってるのでしょうか?」
と首をかしげ、少年を見つめながら考えるが、答えが見つからなかった。
「まあ、考えてもわからないですわ、いったん???様に報告しますわ」
といいポケットの中からスマホを取り出した
「???様、この世界は、お菓子の世界と思われます。
そして強く願ったことが叶う不思議な能力を持った世界だと思われます。
それと人間の少年が、この世界にいきなり現れました。
これはどういうことですか?」とメッセージを送った。
そしてその少年を、起こそうとするが、全然起きない。
ゆすっても、叫んでも、つついても、何をしても、起きなかったのだ。
そして、???様から「ピロン」とスマホが鳴り、画面を見た。
「報告、ご苦労である!
ワシも、その世界に関して調べてみたが、何もわからなんだ。
なぜこの世界ができたのか?
天国と地獄の中心にできた意味も何も分からなんだ。
そして、人間の少年がその世界に現れたのは、さようか?
人間の場合死んだら、天国か地獄しか行かない法則がある、だからその世界に紛れ込むなどありえないのだが、可能性があるとしたら、その世界がいきなり現れて時空が歪んだせいで、少年が紛れ込んでしまったと考えるのが必然であろうと思う。
1つ質問がある、その少年は、死んでいるのか?
至急報告せよ!」と返信が返ってきていた。
女神は、少年の胸に耳を当てて、心臓の鼓動を確認した。
「ドクン、ドクン、ドクン」と音が聞こえた。
そして、少年の口元に指を置き、息を確かめた、「スースー」少年が吐く、息を確かめた。
???様に
しっかりと、鼓動が聞こえて、息もしています。
ですが、ゆすっても、つついても、叫んでも、起きません。
これは、どういう状況ですか?
とメッセージを送った。
そしてメッセージを、待ってる間、お花を加えながら、少年を見つめていた。
「ピロン」と、また音が鳴った。
???様からの返信がきた。
そこには、こう記されていた。
今は、何も手掛かりがない、あるとすれば、その少年だけだ。
けれど、その少年が眠れば眠るほど少年の記憶はなくなっていく、その少年が起き次第、接触して調査をしてくれ、それまでその世界を、調査しておいてくれ以上だ!
とメッセージが、送られてきた。
女神様は、顔をにやにやさせながら、大きな声で叫んだ「やったーーー」と
「私、この世界で少年が、起きるまで遊べるんですわー、なんて夢のようですのー」
とお菓子の家に戻り、くつろいだりした。
けれど1週間しても、なかなか起きない少年、女神様は飽きてきていた。
「はあ、退屈だわー、この世界私とあの少年しかいないんだもの~」
そして、女神様は少年よ起きろーと強く願い叫ぶが少年は起きない、それを毎日繰り返すがその願いだけは、全然かなわなかったのだ。
「なんで、少年全然起きないんだろー?」
そんなことをお菓子を食べながら、考えていると、いつの間にか50年の月日がたっていた。
女神様はお菓子の食べ過ぎで、ぶくぶく太っていたのだ。
「この頃、体が重いですわー
それに動きにくいですわー」
そして女神様は、体重計と願い、体重計を出して計ってみた。
すると、女神様は目を疑いひめーをあげていた。
「ぎゃああああああああああああああ
嘘ですわああああ、120キロってえええ」
何回も何回も計り直すが結果は同じ、6回目乗った瞬間、体重計が壊れたのだ。
ここで女神様は、現実を受け止めた、ダイエットを、始めたのだ。
女神様の意思は強かった、お菓子だらけの世界だが、間食はやめて、走ったり、筋トレしたり体を、動かし始め、体重を49キロまで、減らしたのだ。
その時、100年の月日が、進んでいた。
少年は、目を覚ました。
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