第2話 お菓子な世界
「ドドドドドドドドド」と音と揺れが収まった。
「ふー、揺れが収まりましたわー
今の揺れと音は何だったのでしょうか?」
といい、女神様が後ろを見た瞬間、何もない殺風景だったところに、大きな建物が現れていたのだ。
「え?これはどういうことですかー?
さっきまで、こんなところに、こんな大きな建物たってなかったですよー」
女神様の、目の前に立っていたのは、クッキーが軸で大きな扉はチョコレートでできていた、そして生クリームが綺麗に塗られている、真っ白なお城のような、お菓子の家が建っていたのだ!
「うっわー、それにしても私が思っていた、イメージ通りのお菓子の家ですわー
もうこれは、家ではなくお城ですねー。」
女神様はお城を隅から隅まで見まわした。
そして、女神様はお菓子の家の中も、気になり始め、チョコレートの入口の前で、立ち止まった。
「それにしても、大きいですねー
これってどうやって開ければいいのですかね?」
と言いながら考えるが、わからない、そして女神様は、また頭を悩ませながら考える、そういえばこの家ってなぜ現れたんでしょーか?そういえばあの時、お菓子の家が出てきてほしいって思った瞬間、地面が揺れてー、もしかしたら・・・と思い女神様は心の中で願いながら、叫んだ。
「私を、このお菓子の家に入れてー」っと
すると女神様の体が消えたのだ、そして女神様の体は、お菓子の中に入った。
女神様の視界が一気に真っ暗になった。
「真っ暗ですわー、これはどういうこと?
ここはどこなの?、私にあかりをちょーだーい」と慌てながら叫ぶと、真っ暗だった場所が、いっきに明るくなった。
そして女神様がきょろきょろと、見渡すと・・・そこには、お菓子でできた、大きな螺旋(らせん)階段に、光り輝くゴールドチョコレートでできたシャンデリア、まっすぐ奥に続く通路が、パッと現れた、びっくりした女神様は後ろに下がった瞬間、何かに当たった、後ろを振り向くと、チョコレートの扉があった。
「チョコレートの・・・扉?ってことはお菓子の家の中に入れたってこと?そうだとしますと、私の推測ですとこの世界は、私が願ったことが叶うってことですか?私の推測が当たってるとしたら、すごいですわー」と心の中で叫んでいた。
そして女神様は、キラキラと輝く、風景を見渡しながら、お菓子の家の通路をまっすぐ歩いていくと、そこには、チョコレートケーキのソファー、マカロンのクッション、綿菓子のベッド、ガムのテレビ、飴の窓が一つあった。
そしてその奥にキッチンがあり、すべてお菓子でできている。
「すっごーい、ここ私の家にしてもいいですよねー?
だって私の推測で言うと、この家は私の思いが作り出した家なんですからねー」
と自分に、言い聞かせて自分の家にすることにした。
すると、何か音がしてきたコツンコツンと、いう音だ
「何の音かしら??」と思い、窓の外を見ると包み紙に入ったものや、白っぽい丸いものが、どんどん空から落ちていた。
「あれは何かしら?」と思い走って、チョコレートのドアまで行った。
そして外に出してと強く、願いながら叫んだ。
「私を外に出してー」とすると、女神様の体が消えて外にワープした瞬間、女神様の頭に「コン」と何かがぶつかる。
「いたーい」あたりを見渡すと、丸いものが、あたり一面転がっている。
「なんでしょー?これは。」と言いながら丸いものを手に取った。
「これは、飴ですねー」と言いながら口の中に入れた、「おいしー」空から飴が降っていたのだ!
この世界は、雨の日は飴が降り、雪の日はマシュマロが降り、雹(ひょう)はアラレが降る、雷の日は、コンペートーが落ちるのだ!
そう、この世界はみんなもう、お分かりだとは思うが、人間が作り出したはずの幻想世界、お菓子の世界が存在したのだ!!
「ここは、たぶんお菓子の世界ですわー
私の家も、確保できたところで???様に報告しに行きますわー
その前に、???様のお土産に、途中にあった、いい香りの飴をもって、帰りますかー。」
と思い、お花畑に行くと、そこには、さっきまでいなかったはずの少年が、倒れていた。
つづく
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