第2話 過去



メールや電話でいろんな事を伝え合った。




小さい頃の事。


どんな学生時代を過ごしたか。


友達の事。


恋愛の話し。





僕は何て薄っぺらな人生を過ごして来たんだろうと、君の過去に驚かされる毎回で。






君は知っていただろうか。



君の過去を知る程に、君がどんどん遠くに感じてしまう僕を……。





君の存在感。


君の行動力。


君の賢さ。





僕には到底かなわないと、


そんな君が、何故僕を愛してくれているんだろうと不思議だった。





僕はそんな君だから惹かれたんだ。



僕にないモノを持っている君だから。






『優しい人』


『近づくなオーラがパない』


これ、だいたい僕の第一印象w




優しいけど近づくなオーラとか、何だそれwww






些細な、

本当に小さな日常の話しでも、2人で笑い合った。




君のコロコロした柔らかな笑い声。


優しい話し方。






それは珠玉。





気がつけば、何時間も話してたっけw






僕のバカさに、君を怒らせたり、呆れさせたりもした。



それでも君は、何度も僕を信じて、また僕を愛してくれて。





『いろんな意味で僕が必要』と言ってくれた君。



僕は、僕という存在が必要だと言われた事が初めてで。



価値のない人間だと言われた僕を


僕は存在していていいんだと、君が教えてくれたんだ。





君と生涯を共にしたいと、歳を重ねて最後を迎える時、この世で僕の視界に映る終わりの映像は君であって欲しいと、心から思った。






僕が【本当の愛】を知った瞬間だった。







ピアスやネックレス。


いい感じのモノを見つけると、何でもペア購入して、君に逢った時にお揃いでつけた姿を想像してニヤける日常。




そんな時の僕は、周りから見たらイタイただの変態w




君の事を考えてる時は、何て思われても無問題!






君は僕の原動力。



身体がキツくても、


『頑張って』その君の一言で充電満タン。





倒れた事もあったのは秘密www







君が『耳が痛い』って言う時、僕も前日から耳鳴りがしてて、『シンクロニシティだw』って2人で笑った事もあった。



君が僕の、僕が君の【運命の人】なんだって、有頂天になって、大気圏突破した事もあったw





僕が1人空回りした時も、『大丈夫』と安心させてくれた君。






その優しさに、安心感に、


僕は溺れ過ぎた……。






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